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2011.6.1~。大津波、宮古市、鍬ヶ崎復興計画。陸中宮古への硬派のオマージュ。
 藤田幸右 管理人

千島・日本海溝地震 宮古市を直撃(1)

2020年04月21日 | 最大クラス津波(岩手・宮古)

宮古市を直撃!!
津波の高さ29.7m

 

国の検討会 北海道、東北の津波を想定

 

 

web 北海道新聞(2020.4.21)

 

 

 

【web 北海道新聞】

 

道内11市町に20メートル超津波 
太平洋沿岸M9級地震「切迫」

えりも最大27.9メートル 内閣府検討会想定

 

 内閣府の有識者検討会(座長・佐竹健治東大地震研究所教授)は21日、道東沖の千島海溝沿いと、日高沖から三陸沖にかけての日本海溝沿いを震源としたマグニチュード(M)9クラスの二つの巨大地震による津波の想定を公表した。いずれの地震とも、津波は太平洋沿岸に広く到達し、津波の発生はともに「切迫した状況」とした。道内の沿岸で想定される津波の高さ(最大沿岸津波高)は日高管内えりも町の27.9メートルが最も高く、釧路、根室両市など計11市町で20メートル以上となった。

 

 内閣府は21日、作業部会を設置。人や建物、経済の被害を推計して対策の検討を進め、2020年度中にも結論をまとめる。

 想定の対象は北海道、青森、岩手、宮城、福島、茨城、千葉の7道県。地震の規模は千島海溝沿いで最大M9.3、日本海溝沿いで最大M9.1と推定した。

 千島海溝沿いの地震については、道内では15市町の想定を公表した。最大沿岸津波高が20メートル以上となったのは10市町で、えりも町27.9メートル、釧路管内釧路町27.3メートル、十勝管内広尾町26.1メートル、根室市22メートル、釧路市20.7メートルなど。

 

 津波の到達時刻では公表した17地点のうち、9地点は1時間以内に10メートル以上の津波が到達する。浸水する役場庁舎は7市町で、最大浸水深は釧路管内厚岸町8.1メートル、同管内白糠町6.3メートルなど。

 震度は厚岸、釧路管内浜中町で震度7、釧路、根室両市など釧路、根室、十勝、日高各管内の11市町村で震度6強とした。

 日本海溝沿いの地震では、25市町の想定を公表。最大沿岸津波高はえりも町の23メートルが最も高く、日高管内様似町20.8メートル、同管内日高町17.6メートル、登別市12.2メートルなどとなった。

 津波到達時刻では27地点のうち、4地点は3時間以内に10メートル以上の津波が到達する。浸水する役場庁舎は19市町で、最大浸水深は様似町10.6メートル、日高町6.8メートルなど。震度は函館市などで震度5強と想定した。

 道は12年6月に太平洋岸の津波浸水予測図をまとめたが、今回の想定は、最大沿岸津波高が30メートル以上とされていた道東の一部で数値が低くなるなど差がある。内閣府は「新たな知見や更新したデータから想定した。道は、両方の想定を活用して防災対策を検討することになる」と説明する。

 道外では、最大沿岸津波高は岩手県 宮古市の29.7メートルが最も高く、同市以北では東日本大震災の津波を超える地点があった。宮城、福島両県沿岸は5~20メートル弱で、一部を除き震災より低く、東京電力福島第1原発の付近は浸水するとした。

 有識者検討会は震災を受け、今回の巨大地震の推計に着手。政府の地震調査委員会は17年12月、千島海溝沿いでM9クラスの超巨大地震の発生が「切迫している」との長期評価を公表している。   (川浪伸介)

 

 <ことば>日本海溝・千島海溝沿い地震 房総半島東方沖から千島列島東方沖にかけて延びる海底の溝「日本海溝・千島海溝」に沿って起きると予測されている地震。津波堆積物の状況から巨大地震が繰り返し発生しているとされる。2011年の東日本大震災を引き起こした東北地方太平洋沖地震は宮城県沖の日本海溝沿いで発生した。

web 北海道新聞(2020.4.21)

 

 

 

 

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参考【web 岩手日報】(2020.4.22)

本県津波10~20メートル超 防潮堤全壊想定

 【東京支社】東北から北海道の太平洋沖にある日本海溝・千島海溝沿いを震源とした地震の想定を21日、内閣府の有識者会議が公表した。最大規模はマグニチュード(M)9クラスとなり、本県南部で6強を想定。本県には10~20メートル以上の津波が到達すると見込んだ。東日本大震災と同様に、起きうる最悪を想定するため、震災後に整備した防潮堤はすべて破壊されるとの極端な前提で推計した。

 防潮堤などハード整備による被害軽減には限界があり、有識者会議は「避難が基本」とした。内閣府は同日、作業部会を設置。人や建物、経済の被害を推計し、対策を検討する。2020年度中にも結論をまとめたい考えだ。

 想定の対象は本県と北海道、青森など計7道県。本県の津波の高さは洋野町19・9メートル、久慈市16メートル、野田村18メートル、普代村19・1メートル、田野畑村20・9メートル、岩泉町26・6メートル、宮古市29・7メートル、山田町21・9メートル、大槌町14・8メートル、釜石市18・5メートル、大船渡市16・2メートル、陸前高田市12・5メートル。

 内閣府は本県分の浸水図の公表を見送った。武田良太防災担当相は21日の記者会見で、本県の津波浸水想定の公表に向け調整を進める考えを示し「地元の不安を取り除き、できるだけ早く公表できるよう丁寧に説明したい」と述べた。

 

 

 

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