すなば たかひろ

「元気で人に優しい鳥取」を取り戻すため、県議になった元新聞記者の挑戦記。みんなで鳥取の未来像を考えましょう!

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会派「かけはし」県外調査・大阪① あべのハルカス

2013年07月25日 | 日記

 参議院選も終わり、県議の本来の生活に戻りました。いろいろと思いはありますが、それはそのうちアップしたいと思います。さて、会派「かけはし」では24日、大阪に県外視察に出ました。

 東京のアンテナショップをどうするかが、今、県議会の中で議論になっています。「食のみや鳥取」をPRするといいながら、県費を民間の飲食店と物販店に投入しているだけではないのか。あるいは、黒字を出して県財政に貢献している他県のアンテナショップもあり、運営に改善点はないのかといった議論です。アンテナショップを運営する東京本部と異なり、関西本部ではデパートやスーパーでのイン・ショップ展開に力を入れているそうで、その方向性を確かめるのが主な目的です。

 大阪駅前第三ビルにある関西本部で、米田本部長からの聞き取りから調査を開始しました。関西本部は県職員15人。3市3町の職員が7人、ふるさと鳥取定住機構、県産業振興機構など5団体9人の計31人が勤務しています。米田本部長は「事業展開を進めるのは人です。1人でも多くの人が欲しい。量は人を育てることで質に転化しますが、人がいないことには何も始まりません」と陳情のような会話からスタートです。

 あべのハルカスは近鉄阿倍野橋駅のターミナルビルとして来春開業予定ですが、中核となる近鉄百貨店本店の一部が6月に先行オープンしました。全面開店すれば売り場面積日本一の巨大商業施設となります。県では近鉄百貨店の飯田社長を「とっとりふるさと大使」に任命。近鉄百貨店とのコラボで鳥取を売りだそうとしているのだそうです。そんな概略を聞いた後、地下鉄で移動し、あべのハルカス近鉄本店へ向かいました。

  まずウイング棟9階にある「暮らしのデザインKITAS」に行きました。

  

 KITASは、日用品や生活の道具を喜多俊之さんがセレクトしたギフトショップです。喜多さんは家具や生活雑器から液晶テレビ、ロボットまでを幅広くヒット商品を産みだしてきたプロダクトデザイナーで、ニューヨーク近代美術館などにその作品が収蔵されています。

 この喜多さんに鳥取の民工芸品の良さを売り込み、ここで販売してもらうことで、ヒット商品を生み出そうという計画なのだそうです。この時は、青谷和紙の照明器具があるだけでしたが、これから幅広く提案していくのだそうです。

 タワー棟9階にあるキッチンスタジオでは、辻ウエルネスクッキングの料理教室が開催されますが、11月から休校になる日曜日に会場を借り、鳥取の食材をPRする料理教室などを開催できないか、交渉中なのだそうです。

 ハルカスには現在4箇所、全面開店時には8箇所の街ステーションが設けられ、ここを舞台に「縁活」が開催されます。縁活とは市民団体などが楽しくて、日々の暮らしや地域、社会がちょっと良くなるプログラムを百貨店内で展開しようとするものです。8月5日に青谷和紙を使った折り紙教室を開催し、以後、月1回のペースで開催していく計画だそうです。

  タワー棟地下1階の「あべのフードシティー」に降りました。ここには諸国銘菓というコーナーが設けられていました。土曜日限定で石谷精華堂の打吹公園団子が販売されているということです。

 

 鮮魚コーナーでは境港産天然マグロが販売されていました。

 

レジ横には「食のみやこ鳥取県」のコーナーでは約40品目が並んでいました。

「近鉄米」と題したお米の販売コーナーには日本各地の銘柄コメが並んでいました。今年度、鳥取いなば農協と「おまちかね」という品種を国府町で30アールを栽培しており、収穫時などにイベントも打っていくそうです。

 

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