すなば たかひろ

「元気で人に優しい鳥取」を取り戻すため、県議になった元新聞記者の挑戦記。みんなで鳥取の未来像を考えましょう!

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庁舎問題の解決は、住民投票で示された民意に従い、早期に耐震改修を実現するしかない!

2013年02月25日 | 日記

 市庁舎問題を考える市民の会の打ち合わせに参加しました。市民の会では、住民投票で決まった現在地での耐震改修を実現するため、署名活動をすることを決めています。今後、力を合わせて署名活動を展開することにしていますので、私も微力ながら協力したいと思っています。

 3月3日(日)午後2時から、さざんか会館5階の大会議室で早期実現を求める市民集会を開催しますので、皆さん、どうかご参加ください。

 署名を集める理由は、「半年の間に民意が変わった」と市長が発言したことから、民意は住民投票の時と何も変わっていないことを示すと共に、民意に従おうとしない市長と市議会に反省を求め、耐震改修の早期実現を求めることにあります。
 

 今回の問題は、住民投票で現在地で耐震改修することが決まったにもかかわらず、市議会が調査委員会を設置し、住民投票の参考資料の比較表で示された20億8000万円で耐震改修することはできないという結論を出したことにあります。

 議会は審議機関であり、執行機関でありません。民意で示された20億8000万円で耐震改修するよう知恵を絞り、工夫して、成案を得るのが市長の仕事。そうして提案された賛否を決めるのが議会の仕事のはずです。それなのに議会が改修が出来るかどうか自分で決めようとしたことに一番の問題があるのではないでしょうか。これが第一の問題です。

 しかも、その検証をしたのは移転案をまとめた設計会社に随意契約で発注しています。こうしたやり方では疑問を持たれてもしかたないと思います。行政は結論を出すだけではいけません。結論を出すまでの過程に問題がないことも、大事なんです。これが第二の問題です。

 さらには、庁舎の新築案も、耐震改修案も、基本設計すらできていないのに、金額を確定し、工法を検証するなんてできるわけがないんです。そんな段階で議論していること自体無意味で、おかしいと思うんです。これが、第三の問題です。

 3つの問題を解決せずに、専門委員会を設けて議論しても、意味はなく、これまでの堂々巡りを続けるだけではないでしょうか。今すべきは、20億8000万円を上限にプロポーザル方式で十分な時間を取って提案を広く募ることではないでしょうか。それで、提案がないなら、本当に実現は不可能であり、一からやり直せばいいと思います。もし、提案があるとすると、この問題は、すぐに決着できると私は思っています。

コメント (3)
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