GITANESの火は消えにくいのに。
それとは無関係に・・・。
タイトルにはコレクションと書いたが、別に私は懐中電灯大好き人間
ではない。
結果的に増えていくだけのことだ。
発端は犬の引越し。
昨年の7月から犬太郎(柴犬オス)が引っ越してきて一緒に暮らすこと
になり、夜の散歩担当が私になった。
大体は夜8時から9時の間である。
近眼で淡いサングラスの私でも星座がはっきり見える土地、
つまり夜になると真っ暗になるところに住んでおり、
散歩コースも街灯がない田んぼの真ん中の畦道や里道を通るので
懐中電灯は不可欠だ。
Aは元々家にあった電灯。
これでも良かったのだが、レンズ部分が経年劣化で傷が多数ついており
明るさが損なわれてきたような気がした。
それほど高額のモノではないから、この際買い換えよう。
で、同じモノを買うよりもうちょっと便利なものはないだろうかと、
ホームセンターで見つけたのがBだ。
ヘッドの部分が色々な角度に曲げられ、電池ではなくACアダプタで
充電可能。コンセントがなくても、底部についているリングを引っ張ると
内部で蓄電モーターが回り充電できる。また、携帯電話アダプタも
ついていて、災害時には大活躍。
おお、多機能で便利、心強い。
と購入した。
ACアダプタが別売りだった。
乾電池などは使えないので、一所懸命リングを引っ張ったり戻したりして
電気を溜めなければならない。
この懐中電灯と犬のリード、汚物用のビニール袋を持ち、
歩きながらリングを引っ張ったり戻したりしながら歩いてみたが、
リングを引っ張るたびに、
「ヒューン!ヒューン!」と音が鳴り、夜の畦道が賑やかになった。
音で賑やかになった割には、明るさはボォーッと明るい程度。
点在する居宅では、「何が通ってるんだ?」とさぞ気味悪かっただろう。
おまけに犬も数メートルおきに顔を上げ、
「その音、なんとかならんのか?」という表情をする始末。
リング引っ張り作業の筋肉痛のせいもあり、結果的に3日で諦めた。
Bの反省から、ACアダプタがついていること・明るいこと・
という条件で、再度ホームセンターで買い求めたのがC。
普通の懐中電灯の200倍の明るさ(100倍だったかも知れないが
はっきり覚えていない。)!ACアダプタ装備。2キロ先まで届く明るさ
というキャッチフレーズ。
おお、もう歩きながらリングを引っ張らなくてもいいのだ、
その上明るいのだ、2キロも先まで届かなくてもいいのに、どっちにしても
心強い。で、購入。
確かに明るかった。ただ、満タンに充電しても20分もたず、
その時間さえどんどん短縮されて、しまいには1日中充電して
稼働時間が3分になった。
これではどんな災害時にも役に立たない(故障なのかもしれないが)。
リングを引っ張らないで、稼働時間も長い懐中電灯を探し、
1週間後にホームセンターへ。そこで見つけたのがDである。
電池不要。本体を振るだけで充電。電池を使わないから環境にやさしい。
おお、これならリングを引っ張らなくても、片手で振りながら充電できる
ではないか。「ヒューンヒューン!」って音も出さないし、電池も要らない。
環境にやさしい、心強い。
とDを購入。
散歩をしながら電灯を振ったが、振るもんだから灯りがあっちこっちへ
飛びまくり、進行方向をまったく照らせない。おまけに暗い。
おまけに「カチャカチャカチャカチャ!!!」と音が鳴り、
「今度は何なのだ!?」と近所の家もさぞ迷惑だっただろう。
犬も、「だからその音なんとかならんか・・・。」と呆れていた。
写真にはないが、DとEの間にD’をホームセンターで購入。
D’はAに酷似した、オーソドックスな懐中電灯で、300円ほど。
電池もおまけについていた。
素直に最初からこれにしておけばよかったなあ、と散歩に携行したが
点灯して数分で灯りが「スーッ」と弱くなり、散歩が終わる頃には
蛍の光程度になってしまった。
おまけの電池が悪かったのか、器具の問題なのか・・・。
現在はEを使用している。
電池は要るものの、電池が切れない限り普通に使える。
2キロ先までは照らせないが、2キロ先が明るくなって
どうなるもんでもない。
そんな経緯で結果的にコレクションは増えていくが、まだ諦めた訳では
ない。充電式で稼働時間が長く、軽くて明るくて無音の懐中電灯は
きっとあるはずだ。
最近はホームセンターへ行っても電器店へ行っても
懐中電灯のコーナーが気になって仕方ない。
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