the other side of SmokyGitanesCafe
それとは無関係に・・・。
 





GITANESと読書はよく合うのに。
それとは無関係に・・・。

ロビンソンクルーソーやチョコレート戦争
などから始まり、買い与えられていた本を
よく読む少年期を過ごしていたが、ある日
居間に転がっていた本が気になってパラパラ
と読んでみたところ、これに見事にはまった。
兄が買った星新一のショートショートだった。
すぐに読んでしまい、未購入の星新一の
文庫を買ってくれと親にねだった。
まったく贅沢をしない家庭だったが、本に
関してはまったく別で、親が「ダメ」と
言わない本は大抵買ってもらえた。また、
余程のことがない限り「ダメ」と言われなかった。

近所の本屋へ行き1冊買い、読んでしまうと
また1冊買ってもらう。そのうち、その本屋
に並んでいた星新一の短編集はすべて買って
しまっていた。
短編って読みやすい。
そう気づいたあとは、とにかく短編集を
探した。
すぐに筒井康隆の短編集に派生した。
Oヘンリー、マークトウェインも読むように
なった。サキ という聞き慣れない作家の
短編集も買った。のちにサキは短編の名手だった
と知る。

こうやってその時期は短いものばかり読んでいたが
高校生のころ、親父が山岡荘八の徳川家康(1)を
買ってきたのを読んで、これは面白いなと
読み始めた。26巻だったがもちろん長いからと
いって、まったく苦痛ではなかった。
自分は短編しか読めない身体なのだと思い込んでいたが
そうでもなかった。これで長さに対するリミッターが
外れてしまった。
伊達政宗、織田信長も結構な巻数だった気がするが
それらも読んだ。
三国志、水滸伝も読むようになった。
その流れは現在「チンギス紀」を続けて読んでいる流れ
に繋がる。


短編集ばかり読み漁っていた頃から随分と経った。
今では、あまり薄い本は買わないようにしている。
頁あたりのコストを計算して買う訳ではないのだが
なんとなく、買うんだったらそこそこの量があった
方がいい。
場所はとるが、今のところ電子書籍で本を読む気
にはならない。







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