順位

GITANESという小道具がないのが困る。
それとは無関係に・・・。


愛用品が複数ある場合、どうしても順位がつく。
それは誰でもそうだろう。
好んで買ったのだから、どんなものでもそれぞれ
好みではあるはずだが、それでも順位はつく。
例えばいくつかのバッグを持っているとして、全て好みではあるが
なんとなく順位はあるものだ。


もちろん洋服も例外ではなく、私の場合職業柄着るものが
どんどん増えていき、その中でも「これを着たい」というランキングが
存在している（ようだ）。

どれをとっても、そもそも欲しいから買ったのだが
「着たい！」という服と「そうでもない」モノは分かれている。
「着たい」服ばかり毎日着る訳にはいかず、ローテーションの谷間には
別のモノを選ばざるを得ないのだ。


自分の中には順位が高いアイテムだけが強く印象に残っているもんだから
「ああ、クローゼットの中にはあまり着たい服がないなあ」と勝手に思い込んで
しまう。
そういう経緯で、また服は増える。

買ったばかりのモノは必然的に高順位にあるから、それまでの手持ちは
目立たなくなり、「ああ、クローゼットの中には（略）」の繰り返しとなる。


ということでジャケットを１着作った訳であるが、オフィスでこれに
初めて袖を通しながら色々思案している最中に、隣席の女子スタッフと思い切り
目が合った。

「今、『派手なオッサン・・・』って思ったよな？」と尋ねると
大爆笑された。


その通りだった証である。