GITANESの匂いがフード(フッド?)に
沁みつく。
それとは無関係に・・・。
定義は
「フード付きの上衣のこと」であるパーカ。
綴りがparkaだからパーカーではなくて
パーカだ ということはこのブログでも数回
書いている。
ネットで、アパレル各社はこれをどう呼んでいるか
調べたこともあった。
まだパーカー と表記している有名企業もあるし、
パーカと表記している会社ももおちろんある。
フーディーと表記している会社もあった。
少なくともパーカーではないと思っている。
私もパーカは手軽だから好んで着ている。
フォルムの好みで言えば、前開きなし・かぶり
のパーカが本当は好きなのだが、ジップアップ
のパーカも数着持っている。
またフロンジップは極力ダブルジップでないと
ダメである。
ウェスト周辺がスッキリするというのが
ダブルジップを選択する理由だ。
そもそも、かぶりが好きなのにどうして
ジップアップを選ぶのかというと、
万が一何かの事故に巻き込まれでもして病院に
担ぎ込まれたとき、カブリのパーカだと
さぞ脱がせるのに苦労するだろうからである。
そして、脱がせるのに苦労する場合は
苦労して脱がしてくれる訳ではなく、服を切られて
しまうということである。
休日に、パン屋まで散歩している最中に
日頃から利用している銀行を前を通りかかった。
どうも何か妙な感じがして、足を止めてしまったが
出入口から覆面を被り武装した集団が、
何やら叫びながら飛び出してきた。
さっきからのサイレンの音はこのせいだったのか。
発砲音。
覆面男にぶつかった。
倒れながら咄嗟に足払いをして一人が転倒。
小銃の銃口を向けられたので思わず銃身をつかみ
もみ合ううちに、誤って弾が発射され別の覆面男に
命中した。
「あ!」
もみ合っていた男が声を上げた瞬間に銃を奪い取り
逃走用バンに向かっていたうちの一人の
右肩と踵を打ち抜く。
銃を奪われた男が足にしがみついてきたので
肋骨付近をつま先で蹴り、こめかみをグリップで
殴りつけ無力化した。残るはもう車に乗り込んだ
1人と運転役の1人か。
二人が通行人に制圧されたことに同様しつつも
クルマはもう発進しようとしていた。
助手席から拳銃がのぞき、こちらに向けられている。
その人物に小銃を向けた時
「動くな!銃を捨てろ!」と呼び掛けられる。
警察だ。
構わず撃つ。当たったのかどうかはわからないが
逃走用バンは発進しようとして街灯にぶつかった。
警官が発砲した。自分に向けて。
小雨だからとパーカのフードをすっぽり被り
あろうことか小銃を振り回していたのだから
そりゃあ撃たれる。
肩甲骨のあたりに熱した棒を突き立てられた
ように熱い。息が苦しい。
病院に担ぎ込まれた。まだ武装集団の1人だと
思われているのか扱われ方が雑だ。
医師「背中に被弾、貫通はしてないから体内で
止まったか。とにかく服を脱がせろ!」
手術室スタッフ「了解、衣服切ります」
てな具合なことになったら、
ひょっとしたらジップアップのパーカなら
なんとか無傷で脱がせてくれるかな
という淡い淡い期待をもって、
私は被りのパーカよりジップアップの
パーカを選ぶのである。
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