GITANESが煙いのはタバコだからだ。
当たり前ではないか。
それとは無関係に・・・。
敷地のフェンス内で自由に歩き回り暮らしている柴犬ケンタロウ。
一応血統書付きの犬ではあるが、その血統書を噛み破って
ぐちゃぐちゃにしてしまい、ご満悦の表情を浮かべるという
なんとも反権威主義的なヤツである。
休日、洗車してからなんとなく駐車場にいると
歓声とともに10歳ぐらいの子どもが勝手に駐車場内に
駆け込んできた。
田舎ではジジババもあつかましいが、子どもたちもあつかましい。
犬が目的らしい。
駐車場はフェンス外だからそこまでは大丈夫なのだが、
できればそれ以上進んで欲しくない。
フェンス越しに犬の頭でも撫でたいのだろうが。
子1「ねえねえ、噛む?この犬噛む?」
ワーワーと歓声が止まない。
子2「かわいいねえ!」
子3「大丈夫?大丈夫?」
子1「ねえ、噛む?」
私「ああ、噛むよ。」
子全「え?」
私「噛む。絶対に噛む。」
『ああ、大丈夫大丈夫!』なんて言う大人も多いのだろう。
現に、さっきこの子どもたちは散歩中のコーギーを取り囲み
触りまくっていた。飼い主のじいさんもニコニコしていたのだ。
私「噛むよ。噛む。」
子1「・・・痛い?」
私「ああ、痛い。血だらけだ。骨まで見える。そうなるまで離さない。」
子全「・・・。」
子2「どうして噛むの?」
私「ここはウチの敷地内。君たちは勝手に入ってきた。勝手に入ってきたら
噛むようになっている。」
子「・・・」
私「それに、こいつは犬だ。犬は噛む。」
子「・・・」
私「犬は噛む。他所の犬は知らんが、ウチのコイツは噛む。遠慮しない。」
元気だった子どもたちは、無言でソロソロと帰っていった。
教えてあげる大人も必要だと思う。
犬は噛む。犬だから。
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