the other side of SmokyGitanesCafe
それとは無関係に・・・。
 





GITANESの味だけは、いつでも口中にリアルに再現できる。
それとは無関係に・・・。

もう12月。
12月はどう考えても冬なんだが、昔はもっと寒かったような気もする。
いや、毎年12月のはじめには同じようなことを感じているようだから
ずっとこの時期はこんな気温だったのだろう。

朝とか夜にリビングで一人座っているときは寒く感じるのだが
例えば通勤はクルマだし、駐車場はオフィスと至近距離だし
寒がっているような距離じゃないから、冬を実感できる機会が
少ないのだろうとは思う。


子供や学生のころはどうだったか。

少年野球チームに所属していたころは、寒かった。
雪が降ったときのことばかり思い出される。
とにかく寒かった。
しかし、考えられないほど薄着だったからかもしれない。
Tシャツの上にアンダーシャツ、その上に当然ながら半袖のユニフォーム。
因みにユニフォームには夏物・冬物なんて区別はなかった。
下もユニフォームのズボン。中になにかもう1枚履くような習慣も
なかった。
あまりにも寒いときは監督からスタジャンを着る許可がでる。
それでもナイロンペラペラの一枚物で、何の防寒機能もない。
そりゃあ寒かっただろう。
しかし、元気ではあった。そういう環境下で野球をやっていた。

中学生・高校生のころはどうだったか。

中学校へは徒歩通学。これはまったく暑い寒いの記憶がない。
高校へは駅から自転車。これもあまり記憶がない。
夏冬兼用の学生服上下。ズボンの中には下着1枚だけ。
学生服のしたは、Tシャツ、ワイシャツのみ。セーターの類は着なかった。
コートなど外套もなし。その代わりマフラーは巻いていた。

それで駅・学校間を自転車で移動していて、寒さの記憶があまりない。

その記憶よりも、雨の日に雨カッパを着ないで、傘だけで通学していたのを
鮮明に覚えている。
それなのに、学校へ到着してからどう過ごしていたか記憶がないのだ。

片手でハンドルを持ち片手で傘を持つ。今となっては危なっかしくて仕方ない。
それで自転車をこぐわけだが、当然身体や衣服は濡れる。
強い雨でも同じスタイルだから、おそらく全身ずぶ濡れになっていただろう。

それなのに、そこから着替えていたという記憶がない。
置きっぱなしのジャージに着替えたこともあったと思うが、基本的には
濡れたまま平気で授業を受けていたと思う。
どうしてあれで風邪をひかなかったのか、今でも不思議に思う。
今ならあれだけ濡れたら大騒ぎだろう。
そんな不快な状況のまま、何事かを過ごすなんて考えられない。

これが老化なのか分別なのか。
あるいは、「若かったなあ」というだけのことなのか。



12月に入った。
寒い。
しかしまだ、12月っぽい寒さではない。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )