一人リゾート

GITANESと灰皿がないから画竜点睛を欠く。
それとは無関係に・・・。

電動アシスト自転車を買った。
そろそろチャリトレ再開のシーズンではあるのだが、
通勤にロードバイクを使用することにはいくつか心配もあり、
それを解消するための購入だ。
これで通勤手段が車、原付、ロードバイク、アシスト自転車
になった。もちろん無駄だ。わかっているから指摘はやめていただきたい。


昨日は好天の休日。

そのアシスト自転車の用意ができたとＭ商店（自転車屋さん）から連絡が
あったので、クルマでそこまで乗せていってもらい、
そして自転車を受け取って家まで走る。
一日の中でどうして最も暑い時間帯をわざわざ選んだのか自分でもわからないが
もうサドルに跨ってしまったのだから仕方ない。漕ぐしかないのだ。


さて、アシスト自転車は当然ながらペダルをこがないと走らない。
漕げばあつい。アシストでもなんでも、暑い時間帯にそんなことをしたら
暑い。

ちょっと遠回りしながら１０キロ以上走って帰宅。


たまたま家に一人きりだし、このままエアコンに頼った部屋で寝転ぶよりは
どうせ汗だくになったのだから、戸外で過ごしてみようと思い立つ。
一人リゾート気分だ。贅沢だ。



手入れをしない庭の、手入れをしていないテーブルセットに、
放置したままだった木製パラソルを広げる。
椅子の背凭れは思い切りリクライニングさせる。

氷山盛りのグラスとお茶のペットボトル、スポーツ飲料、カツサンド、
アイスキャンデーをテーブルにセットする。


パラソルはテーブルのセンターに立てたのだが（パラソルが立てられるように
センターに穴があいている）、日の傾きのせいでうまい具合に日陰が作れない。
リクライニングさせたチェアに座って全身が影に収まるように場所を色々変えるのだが
どうもしっくりこない。
そのうちにアイスキャンデーが溶け出したのでそれを口にくわえながら
なおもチェアの設置場所の調整。
まったく汗がひかないので、スポーツドリンクを立て続けに２本飲んでしまう。

お茶用の氷も解け始めた。

カツサンドは電子レンジで温め過ぎて、カツがぐったりしていて
おまけに熱すぎて手で持っていられない。


ああ、もう面倒だ

と立ったままカツサンドをハフハフ食べているときに家人たちが帰ってきた。

こうして、一人リゾートは座る間もなく終わった。