エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

アゲハ来訪

2013-05-24 | Weblog

 

 山椒の木にアゲハが産卵を繰り返している。我が家に4,5本大きく育った山椒がある。日当たりのよい、例年人目に付きやすい山椒が好まれている。

チョウには蝶道といわれる道がある。丁度その道沿いの木に沢山産んでいくことになる。

ゆっくりはしていない。つかの間の産卵、飛び立ちまた来て産卵。入れ替わり立ち替わり訪れる。

夕方確認したら、柔らかい新芽の部分に、6個のタマゴが生み付けあっれていた。1週間ほど前に産んだ卵が今日孵化した。もう2㎜くらいで盛んに葉を食べていた。

山椒だって付近にそうはない。食草を探しての一日の飛翔距離もかなりなものだろう。そういえば、最近カラタチも見ない。

    1令幼虫 

 庭のフランネルを狙ってくるキアゲハはまだ来ていない。そろそろジャコウアゲハも訪れるだろうが、ウマノスズクサは数本が芽を伸ばしたところで、まだ小さい。

そこに、かまわず沢山卵を産んでいくから困る。危なくなると、毎年Hさんのウマノスズクサ畑に疎開させてもらっている。

我が家で育つチョウは、他にホシミスジ、ヤマトシジミ、スジグロシロチョウくらいだろうか。時折成長を見つめながら季節は巡っていく。

オダマキの白に次いでピンクが咲き誇っている。どこからも顔を出し、勢力を広げている。紫が本流だが、弱いようだ。

ヒメウツギも開き始めた。顔を少し下に向けている花は、よく見るとかなりの美人だ。

  

  ヒメウツギ

ウズラバタンポポが咲いた。どこから来たのか、数年前から庭のあちこちに咲いている。

この花を長い間コウゾリナとばかり思っていたが、葉の模様が独特だ。ウズラの卵の模様に似ていてそう名付けられたようだ。

ひょろとして弱げだが、つぼみや葉の模様が好きな花だ。石の割れ目から芽を出し、とても強い多年草だ。

 

今日は少し風がありじっとしていた。日がな一日、庭の自然と対話して過ごしている。

 

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