8時半に集合、指導員の打ち合わせのあと、9時に開会式。1年間の子供たちとの野外活動が始まった。
今日の出席は、市内の小学1年生から6年生まで23名、テーマは「林業体験」と「サツマイモの植え付け」だ。
会員の自己紹介で、小生は「みんなのように小さい頃は,チョウやトンボが大好きな昆虫少年でした。それで、自然が大好きになりました。」と挨拶した。
Ho副会長の諸注意は・・・「1.服装 2.安全 3.協力」 を守りましょう。
天候を心配したが、午前中は晴れ間も見え、順調に活動ができた。
ヘルメットをかぶり、ノコギリを腰に巻いて山へ入った。
4班に編成しての除伐体験だ。初めてのこぎりを使う子供もいて,安全に気をつけて何本も切った。
各班それぞれに除伐した木々を使って基地を作った。小生の担当は1班、窪地を利用して太めの木を渡し葉の付いた枝で屋根を覆った。
部屋にはクマザサを敷き詰めて寝転んだ。いつかこんな時があったような錯覚に陥った。
子供たちにも、森の中での楽しい,貴重な林業体験ができたであろう。
全員で他の斑の基地を見学して、それぞれの基地の回りでお弁当を広げた。
その頃から、案の定、天気予報通りに雨が落ちてきた。でも松林の中、さほど気にならずに食事を終えた。
雨が本格的になる前に、昼休みを短縮して午後のサツマイモの植え付けをした。カボチャも植えた。
これは秋の収穫時期にはさぞおいしい焼き芋を味わえることだろう。
予定の閉会まで約2時間を残して、計画通りの活動を終えた。父兄のお迎えがくるまで、公民館をお借りしていろいろなゲームを遊んだ。
初対面の子供たちだったろうが、すっかり打ち解けて遊んだ。汗びっしょりになって相撲に興じた。
名前までは一度に覚えられないが、遠巻きに子供たちの性格もすぐにつかむことができる時間となった。
本格的な雨となった森をあとにした。お疲れ様でした。
会長がトンボを捕まえてきた。羽化したばかりのダビドサナエをフキの葉に載せて記念撮影。今年見る2番目の新生トンボとなった。
はじめはサイズからしてコサナエかと思いきや、にしては黄色い。翅胸全面の模様、特に逆ハの字から同定できた。また、前脚の基部の黄斑も決め手だ。
子供たちが自然に親しむ機会が少ないと思う。いつも、主体的に自然と親しみ、学ぶ子供たちを育てたいと思う。
次回のテーマは「ハイキング」、ウスバシロチョウが沢山舞っているころだろう。