市民と共生の森の会で、今日は午前中、事業「森で遊ぼう」の事前活動があった。
第1回のテーマは「森を育てよう①林業体験・基地作りとサツマイモ植え付け」
前回はその事前調査で、初めて参加して〈ビオトープの修繕とジャガイモの植え付け〉をした。
今回は、赤松林のフィールドで、子供たちの活動に危険な倒木を片付けたり、クマザサや細い雑木を刈った。
会員はそれぞれにヘルメットをかぶり、年季の入ったナタやノコを下げていた。我が輩は庭の剪定に使っているノコギリとはさみを腰に付けた。
いつも里山を巡る登山靴を履いたが、皆さんは長靴だ。
鞍部に展開して作業開始。柄の長い草刈り鎌を借りてクマザサを中心に刈った。
刈り残しや、立っての作業がしにくい場所では剪定はさみが重宝した。
一通りきれいになったところでティータイム、それぞれに菓子やお茶を持参、ご馳走になった。
前回は、100名山を目指している先輩のIgさんと話した。今回話をしたHoさんは、ときどきモートンイトトンボを観察しているポイント近くにお住まいだと言う。
Hiさんには握手を求められ、励まされた。会員の皆さんとも徐々に話が出来るだろう。
子供たちに除伐させる木にテープでマークをした。4,5班に分かれての基地作りの材料とする。
なかなか良い企画計画だと思った。
初めてのわずかな作業だったが、自然界は不思議がいっぱいだ。 今日の作業中にいろいろ発見があった。
1.マツのこぶ・・・マツこぶ病とは!。 球状に肥大してこぶ状になり、年々成長肥大して、その内部の材は健全部に比べて柔らかいため、害虫などが侵入しやすいらしい。
2.芯が黄色いウルシの断面・・・ずいぶん横に曲がって生えていた木をノコで切った。皆がウルシだと教えてくれたが芯の黄色を初めて知った。
3.断面がおもしろいフジの木 ・・・伐採したフジの幹には年輪のような筋が見える。筋と筋の間に変わった輪が見られた。横にいた高橋会長にフジには年輪がないと教えられた。
家に戻り調べ、ツル植物の成長についてあらためて分かった。筋の広い年輪らしきものは、一挙に成長した導管らしい。
4.会員が、腐ったマツの倒木をひっくり返し見つけたキノコ ・・・キノコの傘と柄の下に白い糸状の菌糸体が見事に見えた。
5.フィールド入り口に倒木したナラの木の大木があった。胴回り1.5mくらい、高さは10mほどあるか、比較的新しくみえた。
会員の話では空洞になっていて倒れたときは枯れてはいなかったようだ。何か木材資源として利用できないだろうか。 などなど、・・・。
1 2.
3. 4. 5.
1,2,3をお土産に持って帰った。 一つずつの不思議を調べ、じっくり勉強したいと思っている。
次は子供たちと「森で遊ぶ」事業本番、 5/11(土)が楽しみだ。