里山を巡った。カワトンボが目的だったが、まだのようだ。
シオヤトンボに次いで、今日初見の新生トンボはヨツボシトンボとコサナエとエゾイトトンボとオオイトトンボだった。
ヨツボシトンボ コサナエ
農道でわずかに見つけたエゾイトトンボ、林の中に入ると結構発生していた。♀は翅胸の第1黒条の斑紋で、♂は腹部第2節背面のスペード状の斑紋で分かる。
エゾイトトンボ♂
エゾイトトンボ♀ オオイトトンボの未成熟♀ も出始めた。
滝沢峠のウスバシロの楽園、木々が生長し静かな林になった。のどかな林の間をウスバシロチョウがたおやかに舞っていた。
何度写しても、上手に撮れないものだ。
厳しい冬を越しようやく役目を終えて、ぼろぼろになったクジャクチョウが静かにタンポポに止まっていた。愛おしいチョウにねぎらいの言葉をかけた。
その脇で、美しいベニシジミがスイバの葉に、ツマキチョウがセイヨウカラシナに産卵中だった。
田植えの済んだ土手に、カラスノエンドウやヒメジョオンが清々しい。林にはフジの花が風に揺られ、ウツギが開きかけていた。モズが飛んできた。
カシグルミ、オニグルミが房状の雄花を下げていた。オニグルミは雌しべの直立した紅い色がきれいだ。もう受粉(風媒らしい)したのか少し膨らんでいる。
カシグルミ雄花 オニグルミの紅い雌花と垂れ下がる雄花
帰りに、リンゴの花が見たくてHさんのリンゴ畑へ寄った。
ジョナゴールド つがる
暑くも寒くもない、いい季節になった。
これから晩秋まで、健康で、そして自然環境が保全されて、今までと変わらずに虫やみどりとおつきあいをお願いしたいと思っている。