エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

日に溶けて淡雪流る

2008-02-08 | 日々の生活
 
 薄い雲の隙間から春の朝日がやわらかい。
 今朝の散歩、夜の間に積もった雪が輝いている。
 風がわずかに頬に冷たいが、一歩一歩春の近づきを意識できる。
 まだ雪に覆われている畦の脇を清らかな雪解けの流れを見る。
 現れた黒い土に、開ききらないオオイヌノフグリの水色がさわやかな顔を出している。
 春近しを感じさせる。まさに
  ”しろがねのふすまの岡辺 日に溶けて淡雪流る ”である。