自浄作用

2010年03月16日 | 活動報告
田原総一朗さんの「そこが聞きたい」に考えさせられるコラムが掲載されました。

【3月6日の産経新聞の「産経抄」で面白い文章を見つけた。実は私は「産経抄」の愛読者なのである。昭和初期に、東京山の手に説教強盗なるものが出没した。金持ちの家を狙って押し入り、刃物などで家人を脅して説教をするというのだ。「この家は庭が暗すぎます」「犬を飼いなさい」などと教訓をたれた上で強盗をするのである。もちろん強盗されて説教までされたのでは被害者のほうは、たまったものではない。
「産経抄」は、「鳩山由紀夫首相と小沢幹事長との会談で、民主党が企業・団体献金禁止に乗り出すことになった。その論法は失礼ながら説教強盗のそれと似ている気がする。『政治とカネ』を再燃させた張本人が『家の用心が悪いから押し入った。』と言っているように聞こえるのだ」とずばり指摘をしているのである。民主党の議員たちには、ぜひこの「産経抄」を読んでいただきたい。そして思い切り反論をしてほしいものである。もしも民主党の議員たちが、本当に小沢氏に説明責任は無く、幹事長を続けるべきだと考えているならば、この「産経抄」を論破すべきである。その責任がある。[週刊朝日コラム抜粋]  】

まさに、鳩山政権の支持率が続落している原因がここにあると思います。野党やマスコミから、追求されると「まだ半年足らずだから」「自民党から言われる筋合いはない」「そんなにカリカリしないでください」等々、キメ台詞が出てくる。野党当時、菅さんや前原さん長妻さん多くの民主党議員が政権の「説明責任」を舌鋒鋭く追及していたはずです。自民党が政権から離れた大きな原因の一つは、「説明責任」であり、「自浄作用能力の欠如」だと思います。民主党には、政権を持っている責任を果たしてほしいものです。