こんな本を読んでいる

日々出版される本の洪水。翻弄されながらも気ままに楽しむ。あんな本。こんな本。
新しい出会いをありがとう。

続々 カラシニコフ

2005年03月18日 | 読書ノート
 映画『カンダハール』を見た。カナダに暮らすアフガン女性。妹を助けるため、故郷、カンダハールを目指す。盗人・おいはぎあり。地雷の犠牲者あり。リアルにアフガニスタンが描かれている。アフガンの女性差別を過度に強調している面もあり、米国のアフガン進攻の正当化のお先棒を担いだとも評される作品だ。

 そこにカラシニコフも登場する。舞台は神学校。コーランの暗唱に明け暮れるこどもたち。その暗唱の中にカラシニコフが組み入れられている。驚きだった。アラーに感謝の祈りを捧げる傍ら,カラシニコフで敵を蹴散らすことを教えられる。神学校・タリバンが戦士養成の場でもあったわけだ。当時も,報道されていたかもしれない。でも,コーラン学習の何気ないシーンで見せられると強烈である。ここでも,子供戦士が育ったのだ。


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