図書館の本に線が引かれていることに怒りを表明したところ,kencyonさんから励ましのコメントを,ぷりむらさんからもトラックバックでエールを送っていただいた。お二人の共感と励ましのメッセージに勇気づけられた。コメント&トラックバックありがとうございました。心より御礼申し上げます。
kencyonさんが指摘されたように,比較的難解な本に線が引いてあることから,犯人はきっと年配で知識欲の旺盛な方であろうと思えます。それだけに,そんな人がこんなことをするなよ,と怒りとショックが倍加しました。
また,ぷりむらさんの記事にもあったように,8月1日放映のNHK「クローズアップ現代」『崩壊!日本人のモラル』でも,高速道路の料金所を料金を払わずに突破する車。コンビニや道の駅のゴミ箱に捨てられる大量の家庭ゴミ。などとともに,図書館で横行する本の無断持ち出しや切り抜きのことが取り上げられていました。
やっぱり広島は田舎じゃ。幸運にもそんな本には出くわさんわいと,思っていた直後の線引き本との遭遇。怒り,落胆した。この程度ならまだ間に合う。図書館側がしっかりした体制をとられれば利用者のモラル崩壊を防げるという思いから,病児保育室から帰りまだ熱のある娘に無理をいって,図書館に引き返し線引き本の実物を見せて対応を訴えた。
「どなたが引かれたか追跡しようがありません。お困りでしたら,消しゴムで消して差し上げます。」対応は親切だが,少しピントがづれている。ログは管理されているから,特定はできないにせよ対象者は絞れる。何よりも危険なシグナルを放置しないという姿勢がなければ被害は拡大する。真意が伝わるまで粘りたかったが,娘の赤い顔を見て思いとどまる。
クローズアップ現代では,数千円の給食費を滞納する者の急増も報じられていた。 液晶テレビを買うお金があるのにもかかわらずである。寂しいことにレポートの発信地は,広島県の呉市であった。とほほ・・・。
そんな中,kencyonさんとぷりむらさんからいただいたご好意。どっこい,日本人のモラルは生きている。お二人に続いて,
多くの心ある人の奮起を期待したい。みんなのささやかな一歩が,その集積がこの国を救うことを信じて・・・。