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日本人の足を速くする 為末 大 新潮社 このアイテムの詳細を見る |
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残念ながら、サムライ・ハードラー、為末大は予選落ちした。スピードアップのための歩幅調整とハードリングのバランスが合わなかった。世界陸上の檜舞台にピークを設定できなかった。
だが、彼の予選落ちという結果によっても、本書の価値はいささかも損なわれるものではないと確信している。
むしろ、為末のような類まれな思考力に裏打ちされた地道な努力によっても、勝負の世界の女神は、時に悪戯をし、思わぬ結果を生むと言うことではないか。
彼には、是非、今回の惨敗の分析をし、リベンジを果たすための道標を、書で世に示してほしいと思う。
今回の苦杯を糧にして、新しいチャレンジを彼が始めるとき、本当に、日本人の足は、体格を克服して速くなるのではないか。走力が日本人総体でアップすることによって、すべてのスポーツの底上げが達成されるのではないか。
頑張れ！為末！リベンジだ！
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