監修者の林良博氏は,あとがきで次のように述べられています。
「現在でも先進国の多くの指導者は,経済成長を当然のこととして政策を決定しています。バブル崩壊を経験した日本は,ことさら経済の堅実な発展を願う人々が大多数を占めています。こうした中にあって,消費を抑制し,いかに方向転換するかを提示することは極めて困難なことです。 しかし,紙のリサイクルに取り組んでいるからといって,大量の紙の消費を続けることは許されません。燃費の良い車に乗り換えたからといって,必要も無いのに車に乗り回すことは,馬鹿げています。恐ろしいことは,環境へ適度に配慮しているという免罪符が,人々の心の痛みを解消し,消費をさらに促進してしまうことです。」
分別収集にも不平不満たらたら。自らを省みて大変恥ずかしい思いをしました。地球社会の中で,今,我々に求められているのは大量消費社会からの脱皮であり,価値観の大いなる転換なのだと痛感させられます。こども向けの本ですが,大人も読んで損はありません。環境との共生に向け何ができるか,自分なりの営みを考えてみたいと思います。
「現在でも先進国の多くの指導者は,経済成長を当然のこととして政策を決定しています。バブル崩壊を経験した日本は,ことさら経済の堅実な発展を願う人々が大多数を占めています。こうした中にあって,消費を抑制し,いかに方向転換するかを提示することは極めて困難なことです。 しかし,紙のリサイクルに取り組んでいるからといって,大量の紙の消費を続けることは許されません。燃費の良い車に乗り換えたからといって,必要も無いのに車に乗り回すことは,馬鹿げています。恐ろしいことは,環境へ適度に配慮しているという免罪符が,人々の心の痛みを解消し,消費をさらに促進してしまうことです。」
分別収集にも不平不満たらたら。自らを省みて大変恥ずかしい思いをしました。地球社会の中で,今,我々に求められているのは大量消費社会からの脱皮であり,価値観の大いなる転換なのだと痛感させられます。こども向けの本ですが,大人も読んで損はありません。環境との共生に向け何ができるか,自分なりの営みを考えてみたいと思います。