こんな本を読んでいる

日々出版される本の洪水。翻弄されながらも気ままに楽しむ。あんな本。こんな本。
新しい出会いをありがとう。

『踊る大捜査線に学ぶ組織論入門』を読んだ。

2005年10月28日 | 読書ノート
踊る大捜査線に学ぶ組織論入門

かんき出版

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 友人が買ったこの本。やっと順番が回ってきた。一気に読んだ。映画は一作目しか見ていないので、映画のディテールでわからないところもあったけれど、むずかしい組織(経営)論がやさしく解説してあった。今年最高の書と手放しで褒めちぎる友人ほどの感動は無かったが、リーダーシップのところに、自分の知らない最新理論の紹介があり、個人的には、大変、役立った。

 全体は4章からなる。第1章 組織のダイナミズム、第2章 組織とミッション、第3章 組織のカタチ、第4章 組織とリーダーシップ の 4つだ。それぞれの章には、組織論を集約してみせる台詞が散りばめれれていて映画と一緒に読むと味わい深い構成になっている。特に、いかりやさんのセリフはええねえ。(ドリフターズの時には、あんな名優になるとは思いもしなかった。おしい人をなくしましたね。)

〔各章の台詞群〕

第1章 組織のダイナミズム
~ 「事件は会議室で起きているんじゃない、現場で起きているんだ」、「・・・何がマニュアルだ・・・」、「勝手に動くなといいたまえ、もう(現場に)着いちゃってます」、「事件に大きいも小さいもない」、「おまえら勝手に犯人像をふくらませ、自ら霧の中に迷い込んだ」

第2章 組織とミッション
~ 「正しいことができないんだ。・・・自分の信念も貫けない」、「おれたちは逮捕するだけが仕事だ」、「人が事件を起こすんじゃない、事件が人を起こすんだ」、「あんたはえらくなったんだ。何もしなくてよかったのによ」、「誰のために働いてんだか・・・」、「頑張りましょうよ、俺たちの思い実現するまで」

第3章 組織のカタチ
~ 「わたしに指揮権などない。指揮するのは、もっと上の官僚だ。」、「本店の人たち来て、ここに泊り込むことになったら、弁当出して、お茶だして、タクシー代出すの、みんなうちなのよ」、「さっすが、仕事早いね、係長」、「レインボーブリッジを封鎖できません」

第4章 組織とリーダーシップ
~ 「みなさん、所轄の意地、見せてやりましょう」、「室井さん、命令してくれ! おれはあんたの命令を聞く!」、「リーダーが優秀なら、組織も悪くない!」、「おめえの信念貫いて、人の希望になってやれ・・・なんてな」、「室井さん、しびれるような命令をありがとうございました。」  blog Ranking へ


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