こんな本を読んでいる

日々出版される本の洪水。翻弄されながらも気ままに楽しむ。あんな本。こんな本。
新しい出会いをありがとう。

琴欧州に朝青龍

2005年09月26日 | Weblog

 朝青龍「重い」6連覇!琴欧州ガチガチ敢闘賞 (サンケイスポーツ) - goo ニュース

 かつて高見山が活躍していた頃,アメリカといってもハワイだし,ハワイは日本人移民が多いし,いわば日本の延長みたいなもので,国技たることに変わりないと納得していた。大鵬,柏戸,玉の海らの時代を経て,先代の貴乃花,輪島,北の海,高見山,それから千代の富士あたりまでは,結構,大相撲を見ることも多かった。しかし,若貴が土俵から去った後は,あまり感心も薄れ,相撲そのものをほとんど見ることはなくなった。だから,ニュースでやっていてもあまり感心を持たなかった。

  だが,なにやら,今場所は,大鵬以来の6連覇だのヨーロッパ発の優勝などとかまびすしい。否が応でも気を惹かれてしまう。そして,しばらく目を離していた大相撲。何が起こったかといえば劇的な国際化の進展だ。優勝争いを演じているのは,何とブルガリアとモンゴルの人たちではないか。だが,国際化とは言っても,相撲の国際的な地位が向上したわけでもなさそうだ。タダ単に,国内の担い手が弱体化しているだけではないか。これって,ちょっとばかり淋しい。

 オリンピックで,柔道や体操が長いトンネルを経て復活したように,また,弱小アマチュアサッカーが,ワールドカップの舞台で戦えるようになったように,長期の復活戦略が大相撲にも必要になってきたのではないだろうか。


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