鈴鹿市議会議員の田中通です.
水木金の3日間の会派視察を終え,報告書を作成中にこのニュースを目にしました.
立場は県議と市議で違うんですが,一体何をやってるんだか.
視察で歩き回って足裏にできたいくつもの水ぶくれ.
つぶさないように土踏まずまで使って前に進んでいました.
半日休んでようやく水ぶくれも収まってきました.
まだ残る痛みと熱さが視察のいろいろな記憶を呼び起こしつつ,重い荷物をもって走らないで済む報告書作りへの集中力を高めてくれます.
カラ出張は議員としてかなりイラっと来ますが,そこは冷静になって,記事に出ていないことを指摘したいと思います.
まず,当の石川県議の年齢が89歳ということを考えると,視察のための書類を自ら準備することは,現実問題として難しいのではないかと思います.
そして,個人の視察というよりは会派の視察に該当すると思うので,おそらくは会派ぐるみの組織的な裏金作りになっている可能性もチェックする必要があるということ.
もっと考えたくないことですが,議会事務局職員の裏金作りにだって利用されている可能性もあるわけです.
会派長や許可を出した議長にも追求が来るだろうというか,順番としては議長,会派長,議員と進めるのが本来の調査のあり方かと思います.
脱線しますが,日本社会では順番が反対のアプローチが多いですね.
会計報告の後の監査報告とか,はっきり言って逆ですし.
ともかく,赦されざるこのカラ出張.
商売人として頭に浮かぶ根本的な原因は,現金決済を強いられる政務活動費かもしれません.
クレジットポイント等の問題があって現金となっていますが,今のキャッシュレス時代,それではお金も時間も節約のやりようがありません.
紐づけされている中で節約できるだけやって,副次的な利益を「還元」という寄付まがいの売名になりかねない形ではなく,事務的に議会事務局が請求できるようにするのもいいかな.
ブロックチェーンの「ブ」にも発展しない状況を変えていきたいところです.