だえもん 田中通のブログです.三重県鈴鹿市周辺「私たちの地域を考える」関連記事等が入ります.鈴鹿市議会議員「田中とおる」
blog daemon - Toru Tanaka / 鈴鹿市議会議員 田中とおる(通)



最近は世界中でニセ科学が大流行だ.

科学と社会の関係を健全なものにするために,次の本を紹介する.

とはいっても,私もこれから買うところなので,リポートは後ほど...


「知」の欺瞞―ポストモダン思想における科学の濫用
アラン・ソーカル,ジャン・ブリクモン
岩波書店

このアイテムの詳細を見る


サイエンス・ウォーズ
金森 修
東京大学出版会

このアイテムの詳細を見る


編集 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




CERNではもう成功が報じられている.

GoogleのロゴもLHCに吸い込まれているというものだったが,杞憂に終わったことをうれしく思う.

それにしても日本のニュースは遅い.


株式会社だえもん / Daemon Inc. Newton TLTソフト・e-Learning ニュートン eラーニング


編集 | コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )




LHCで小さなブラックホールが発生して,地球が飲みこまれてしまうのではないかと懸念されている.

9月10日始動だから,もう動いているのかな?

ずっと楽しみにしていたことだが,こんなに不安がる科学者が多いというのはいやなものだ.

無事に実験が行われることを望む.






株式会社だえもん / Daemon Inc. Newton TLTソフト・e-Learning ニュートン eラーニング

編集 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




最近,うれしいことがたくさんあります.

が,その中のひとつだけを紹介します.


おもしろ電気通信史―楽しく学ぼう通信の歴史
三浦 正悦
総合電子出版社

このアイテムの詳細を見る



2008/7/6に書き込んだ記事「素数――この魅力的なもの――」の中で,やや脱線しながら紹介した私が感銘を受けた本「おもしろ電気通信史」の著者である三浦正悦様からコメントを頂いたのでした.

なかなか返事を書かないのに,怪文書ばかり増えてしまってました.ごめんなさい.

三浦様からのコメント,感激しております.

今日のネットならではの醍醐味です.

三浦様のコメントの中で,「若い電気系の学生に読んで欲しい本です。」とあることが,心からうれしいです.

私も自分の周りから広げていこうと決意新たに胸を熱くしています.


高専,そして工学部の学生時代を思い起こせば,世の中に質問のぶつけどころがなく,やや欲求不満だったように思います.

学校の近い関係者以外では,我々のような者の素朴な疑問は,反社会的な誤解を伴いつつ怖がられるものでした.

「そんなのどうでもええやん」
「そんなこと知らなくても世の中にはもっと大切なことがあるんやから」
「お宅の息子さん,オウム真理教に影響されてません?」(母より)
「マッドサイエンティスト」

臭いものには蓋を閉めろ!的な社会に生きていることを実感しすぎて,マザーテレサの「愛の反対は憎しみではなく無関心です」という言葉に,深く納得がいくものでした.

現在ではこの傾向は更に強まっているのではないかと思います.

そんな世の中でがんばる学生達に,この本との出会いを与えることは実に意味があることだと思います.

この本が与えてくれる感覚―――それは単なる読書を超えて,心が軽く感じる「知的な娯楽」そのものです.

後輩たちに読ませてあげたいなぁ.


三浦氏の素晴らしいところは,ユーモアを交えつつ,抑えどころを逃さないところです.

「IHヒーターの電磁波は危険なの?」という質問に対する回答の過程は,私にはたまらない快感です.


また,氏の個人サイト「電気と切手の世界」もまた科学技術史をつなぐラインに人類の努力と感動が凝縮されています.

電気と切手の世界
http://homepage3.nifty.com/elestamp/index.htm



ツボを知っている人って,素晴らしいですね.



株式会社だえもん / Daemon Inc. Newton TLTソフト・e-Learning ニュートン eラーニング

編集 | コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )




私は電子情報通信学会(IEICE)の不良会員である.

したがって,7月号の学会誌が届いたところだが,6月号の学会誌を読んでいた.

非常に興味深い小特集があったので,ずっと気になっていたのだった.

「小特集 素数」

こんなにワクワクして学会誌を読むのは久しぶりだ.

そして期待通りの素晴らしい記事があった.

素数――この魅力的なもの――
金子昌信

Dr. 金子(九大)のこの記事は,過去・現在・未来に亘って人々を魅了し,魅了し続ける素数にまつわる実に美しい物語に仕上がっている.

この物語に触れる機会を資質のある若者に与えれば,夢見る科学者がもっともっと増えるのではないだろうか.


以前,同じように興味深い内容の本に出会ったことがあった.

おもしろ電気通信史―楽しく学ぼう通信の歴史
三浦 正悦
総合電子出版社

このアイテムの詳細を見る


この「おもしろ電気通信史」もまた若い学生に,特に高専学生に読ませたいものである.


一般人から見れば尋常でない量の知識がバックグランドとして必要になる世界に右も左もわからないうちに放り込まれ,勉強が何のために必要なのか理解できずに悩む学生,悩むことさえ放棄した学生のなんと多いことか.

大局観を養うためには,自分自身もその歴史ドラマに参加していることを気付かせてくれるような,こういった「刺激」こそが必要なのだと思う.



株式会社だえもん / Daemon Inc. Newton TLTソフト・e-Learning ニュートン eラーニング

編集 | コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )




ReaD研究開発支援総合ディレクトリ
http://read.jst.go.jp/


ReaDでは転出・退職者に対して所属機関確認を行っている.

情報更新のお願い
http://read.jst.go.jp/shzk_kakunin.html


事務局のマニュアル作業だ.

けなげさに涙が出てしまう.

私もしっかり「転出・退職者」カテゴリに入っていた.

客員助教授時代の2005年度以降,いや,突然ドクターコースを中退した2004年度以降には既に「転出・退職者」カテゴリだったのかも.

科学技術振興機構に付き合いがありながら,悪いことをしていたなぁ...

こうなったら私設「転出・退職者所属機関確認」推進委員会委員長になって,所属機関確認をアピールしていこう.

ReaD研究者情報における転出・退職者は速やかに事務局に連絡せよ!!




編集 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




ReaD研究者情報 田中通

情報が古いので更新しようとしたがちょっと問題がある.

所属機関を登録しようにも登録できないのだ.

検索して選択しかできない.

三重県内の企業も19件しか出てこない.しかもそのうちの3件は既に削除されていて機関コードしか残っていない!

困ったものだ.

このままでは三重県の民間科学者が絶滅してしまう.


ReaD研究開発支援総合ディレクトリ
http://read.jst.go.jp/





編集 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




タイトルに使った「脳と情報の数理科学」というのは,もろに私の研究分野だ.

こんな素晴らしい記事が無料で読める!

電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ
Fundamentals Review


無料でもこの情報をゲットするには学会員であるか否かということが大きく左右する.

私はせめてネットの片隅で小さく広報しよう.


http://www.ieice.org/ess/ESS/Fundam-Review.html




編集 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




人間の幸せの形はどんなものなのかはわからないが,人間の行動・感受性を陰で支える科学技術の在り方については,最近やや納得のいく屁理屈を考えている.



疲れた人が腰かける椅子のように.

地面に倒れこむのではなく,ベッドで眠ることができるように.

人が人の心で評価される世界になるように.


離散数学を知っていて良かったなと思う.

ディジタル数学を知っていて良かったなと思う.

アナログの世界に生きていて良かったなと思う.

自然への畏怖があって良かったなと思う.

文学や美術を大切に感じることができて良かったなと思う.

etc.




仕事は明日しようと思う.



編集 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




Excelで学ぶ理論と技術 フーリエ変換入門

ソフトバンク クリエイティブ

このアイテムの詳細を見る


先日,この本を買いそうになった.

工学部や工専の授業にはとっても良いのではないだろうか?

「見える化」って言葉があったと思う.

教育の現場ももっと「見える化」が進むべきなのだろうか.

それはなんとも言えないが,この本なんかは学生の好奇心の前に聳え立つ壁を,少しは低くしてくれる良いきっかけなんじゃないのだろうか.



編集 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




PLC認可に総務省に対して行政訴訟が出された.

草野利一原告団長が言う「漏えい電波による精密機器への悪影響も考えられ容認できない」というのはエンジニアとしてはもっともだと思う.

医療機器などへの高周波ノイズの進入は厄介なもので,あのレベルになるとラインが物理的な広さを持ち,結構な波の干渉がある.

知り合いがその分野のノイズ除去を研究していたから,PLCなんて日本で認可されるなんて信じられなかったし,訴えに挙がっている問題はクリアできたのかと思ってた.

総務省は「屋内に限定すれば」とは言っているが,線は繋がっているわけで,しかもエンジニア達は現行のノイズ除去フィルタを乗り越えて侵入してくるノイズに悩まされていることをわかっているのだろうか?
でも学会からの訴訟じゃないからどうなんだろう?

編集 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




理科年表 平成18年

丸善

このアイテムの詳細を見る


2007年度版の理科年表が発売された.

どういうわけか今回の目玉である「冥王星の惑星除外」をやらなかった.

「いきなり外すと読者を混乱させる」ということだそうな.

この大変化を理科年表が捉えずにどうするというのだ.

この上なく恥ずかしい.

編集 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




電子情報通信学会(IEICE) 情報・システムソサイエティのは和・英論文誌(2006年11月号)が発行されました.

和文論文誌D http://search.ieice.org/iss_j/
IEICE Trans. Inf. and Syst. http://search.ieice.org/iss/

今月も面白いのあるかな?


株式会社だえもん / Daemon Inc. Newton TLTソフト・e-Learning ニュートン eラーニング

編集 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




asahicom:量子コンピュータ実現へ一歩 原子と光で情報伝達成功-ビジネス

電子は光の200分の1のスピード.
でも量子テレポーテーションはもはや比較することができない.
オーバーヘッドを減らすのにどれくらい時間がかかることになるのか?

研究は10年先は1000倍の環境を想定してするべきと教えてくれた恩師の言葉は,今の人も信じて良いと思う.

株式会社だえもん / Daemon Inc. Newton TLTソフト・e-Learning ニュートン eラーニング

編集 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




電子情報通信学会からのメールで1960年の通商白書についてなんとも力強い文章があった.

―――引用―――
From: tsuchiiss@ieice.org
To: issjimu@ieice.ieice.org
Date: Mon, 02 Oct 2006 11:26:11 +0900
Subject: FMシンポジウム「がんばれニッポン,がんばれ日本の研究開発!」
----
かつての日本には,1960年の通商産業白書のように,
研究開発への熱い夢と将来を見据えた高い志の提言があり,
それらが高度成長時代を演出する原動力ともなった.


その時の白書はどれほど素晴らしいものだったのだろうか?
印刷しようと思ったが,かなりのページ数になるので,今後じっくり読んでみようと思う.

通商白書・中小企業白書 白書データベース
http://www.meti.go.jp/hakusho/index.html


編集 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )