鈴鹿市議会議員の田中通です.
本日,鈴鹿市議会において地域福祉委員会が開催されました.
今年度の所管事務調査事項4項目について,行政側からの聞き取りを行いました.
これらはいずれも,子どもや福祉に関する分野の中でも,現在・将来にわたり特に重要で注目度の高いテーマです:
- こどもまんなか社会の実現に向けた取組について
- 地域と福祉の連携による移動手段の確保について
- 途切れのない発達支援について
- こども誰でも通園制度について
それぞれのテーマについて,現時点での市の取り組み状況や課題,今後の方向性について,担当課からの説明を受け,委員間で意見交換を行いました.
特に,「こども誰でも通園制度」や「途切れのない発達支援」といった分野は,現場の実態と制度の間にギャップがあることが浮き彫りになりました.
私も委員会内で発言しましたが,鈴鹿市の5歳児検診の結果が関係機関に十分に引き継がれていないという,ここ数年続いている課題について,子ども家庭支援課・保護者・学校の三者間での情報共有や働きかけが依然として進んでいないという現状が改めて確認されました.
このような課題意識をもとに,7月29日から31日にかけて,先進自治体への視察を実施します.
それぞれのテーマに応じた視察先は以下のとおりです.
- こどもまんなか社会の実現に向けた取組
→ 視察先:川崎市 - 地域と福祉の連携による移動手段の確保
→ 視察先:藤枝市 - 途切れのない発達支援
→ 視察先:日野市 - こども誰でも通園制度
→ 視察先:文京区
各地で実践されている先進的な事例を学び,鈴鹿市における施策の改善・充実につなげていきたいと考えています.
地域に根ざした,誰も取り残さない福祉の実現を目指して,引き続き地道に取り組んでまいります.
市民の皆さまからのご意見やお声も,どうぞお気軽にお寄せください.