30日(月),6校時,多目的室で学校集会が行われました。
今回のテーマは「キャリア学習」。
東京消防庁に勤めている志村さんを講師としてお招きしてお話を聞きました。
志村さんが消防士になろうと思った理由は単純明快でした。
それは,ただただ消防車が好きだったから。
でも理由がはっきりしていたからこそ,その思いはブレることはありませんでした。
たくさん勉強して難関の消防士採用試験に合格しました。
消防学校の厳しい訓練にも耐えることができました。
そして,消防士という非常に危険な仕事を42年間も務め上げました。
特別救助隊(東京レスキュー)や特別消火中隊にも所属していたこともあるそうです。
現在は一線を退き武蔵野消防署で子どもたちに救急救命法を指導する仕事をしています。
消防士としてのやりがいはやはり人の命を助けること。
それは現在でも同じ。
直接的には人の命を助けることはなくなったけれど,子どもたちに救急救命法を教えることで,間接的に人の命を救う仕事に関わり続けています。
「人に頼られる人になりたい」
「考えることが大事」
「生活の基本はあいさつ」
「簡単にあきらめないこと」
などなど,経験に裏付けられたたくさんのお言葉をいただきました。
働くことの意味が,「お金」のためだけではないことがわかったと思います。
誰かに必要とされ,認められる仕事が大きなやりがいとなります。
みんなもやりがいのある仕事,そして,自分のやりたい仕事,なりたい職業を見つけられるといいね。
※おまけ
志村さんは昨年の10月6日にも「救急法教室」の講師を務めていただきました。
この時は4年生だけでしたが,今回は全校児童がお話を聞くことができました。
本当にありがとうございました。