トリCのブログ

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常勝である為のツール

2008-12-07 01:40:00 | サッカー


去年優勝の時に大きく貢献出来たのは岩政と田代の高さを生かした攻守が花開いたと書いた。今年は内田、興梠、青木が大きく伸びマルキーニョスが素晴らしかった。常勝復活とは言われるがこれだけメンバーが上昇すればチームとして非常に調子が良かったから勝てたと言えるのではないか。


 


ではこれだけ上がったにも関わらず今年も何故ここまで競ってしまったのか。単純に言ってしまえば柳沢が抜け小笠原がケガで離脱したからだ。もしこの二人が鹿島レギュラーに残っていたらここまで苦労はしていないのではなかったか。


 


人間だから上がり下がりはあるしそこは仕方がない。下がったらそこに代わりがいるかどうかを鹿島フロントにはもう少し考えて欲しい。今年の優勝は人が伸びて優勝した。じゃあ来年も誰かが伸びてマルキーニョスがまた大活躍するのか。そこが磐石なら常勝軍団と呼んでもいいがこのチーム、層が薄いのだ。


 


大都会のチームの様に資金が豊富にあるわけではない、よって常に一番の優勝へのポイントは「ケガをしないこと・疲れないこと」になってしまう。例えば新井場が休んだとするとそれだけで内田の武器が半減する。逆もしかりだ。非常にレベルが高い反面、誰かが抜けた時に一気にチーム力が落ちる。今年敗退したACLも内田が離脱した時もチームが一気に低迷した。こういった点が鹿島は来期も恐らく変わらない。ユーティリティーなプレイヤー、出来ればブラジル人が欲しいところだ。


 


それと両サイドが機能すればそうそう負ける気はしないがどちらかが欠けた時にはまったく違うサッカーを考えておいた方がいい。どうしてもスタイルを変えたくないのなら磐田の駒野レベルを控えに置いておくぐらいの層の厚さが必要だろう。余裕のある時はローテーションで使える。これなら毎年毎年日程とにらめっこというマラソン競技の思考法で考える必要がなくなるわけで。




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