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北朝鮮式サッカーと軍事

2010-07-28 04:02:00 | サッカー

 サッカーは経済や軍事で後進国であろうとも上位に行けそうな気がする競技だ。


 


俗に日本でよく比べられる野球は(専用の)球場を作る、高額な道具が必要、基本動作(ボールを投げる、バットで打つ)、複雑なルールを選手、観客が知っていないと成り立たない。


 


サッカーが世界的に人気なのはこれらの要素がかなりハードルが低い事にある。その事を知っているFIFAの役員はだからゴールのビデオ判定の導入やオフサイドをボールにチップを埋め込んで云々、という事になかなか踏み込めない。


 


さて、国として経済ランキングは野球に近い。経済で上位に来るには用意周到な準備が必要だし国民全体の底上げが必要だからだ。


 


一方の軍事はサッカー的だ。国力など関係なく武器は外部から買おうと思えば買えるし必死に守り切ってFWの一発で勝ったりする。


 


北朝鮮は核ミサイル(強力FW)さえ持っていればW杯でも何とかなるという幻想を抱いて試合に向かった。しかしFWに決定的仕事をさせる為に守備(本土防衛)を疎かにしていたら次から次へと首都にミサイルを打ち込まれ惨敗。


 


記事元の指揮官批判はこのバランスを誤った、という点に集中して個人批判がなされたのだろうが実際言って北朝鮮サッカーは北朝鮮軍事そのものの内容だったと言っていい。代表監督批判がそのまま金正日批判とも言えるわけでこんな事やってて大丈夫かと。


 


 



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