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今の中国の若者を説得する様な難易度だ

2007-02-17 18:32:00 | 政治
面白い比喩ではあるけど恐らく書いた本人が一番言いたかった部分よりもシルバーシートがどうのこうの、と言う話題になってしまうのが今の日本だ。柳沢大臣の時もそうだったけどね。

団塊の世代は人の数が多い。その影響力も甚大だ。

それだけならまだしもこの世代は他の世代と違う部分が多すぎる。「権力対非権力」という構図でしか見ない人が多いのはもともと彼らの子供時代に遠因がある。彼らの上の世代は権力に対して無条件に服従する人が多い。それは圧倒的に農村部の比率がその世代には多く村で生きていく為には協調とお上からの服従が絶対という価値観があったからだ。

ところが団塊の世代になるとその多くは農村を捨て大量に都会に移住してきた人が多い。ここから親の価値観に対する反動はすさまじく少年期は保守的、青年期は革新的という遍歴を辿る事に(多くは)なる。

保守的で権力(政府)に迎合する親の世代は×
革新的で権力に楯突く自分達の世代は○

この価値観がある為、現在の2,30代世代がどうしても×の世代に見えてしまう。これが彼らの言う「右傾化」の正体であり、もしかしたら自分の価値観がもはや通じない時代に突入しているのでは?という疑問を普通は感じるところを「近頃の若い人は格差時代の被害者なのに何故政府に異を唱えようとしないのか。政治を知らない人が増えたということか」と思ってしまうのだ。

この実害が現在の多くのマスコミがネット社会(=若い世代)と大きくかけ離れる要因になっており、マスコミ側が一向にその価値観を改めないのも又、これが主因であるだろう。

そしてこの世代は自分が学ぶ側にあるのではなく学ばなければいけないのは自分の下の世代(保守的=無知だから)、という感情があるので自分の席を譲るとしたら改革を断行する革新的な人材(つまり自分と同価値)でなければ認めないはずだ。何を好き好んで保守的な人材に席を譲るのか。

つまり彼らはいつまでもシルバーシートに居座る事になる。これが結論だ。

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