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TPPイメージ闘争

2011-11-08 13:32:00 | 政治

 


例えばTPPを中世ヨーロッパの大西洋横断航海だとしよう。


 


推進派が言いたいのは無限に広がる可能性にかける(リスクはあっても)、という類であり対する慎重派の言い分は「あの海の先は崖に間違いがない」というもののように言われている。世論調査では何と推進派が多い。これはまさに上記のイメージが国民にあるからだ。


 


とにかく先が見えない(中身がどう転がるかわからない)のであの海の先に陸地があるのか崖なのかが見えない。現実として語れば当然ながらこのオチはアメリカ大陸が広がっていて欧州が未だに裕福な原因はこれなわけだから推進派が正しかったと。


 


だが問題は日本を乗せた船の舵取りにある。民主党が船長だとしたら俺は間違いなく乗りたくはない。たとえこの先に広大な陸地が広がっているとしてもそれ以前に絶対難破する、という確信があるからだ。度重なる外交の失敗は民主党だから起こったものが多い。船長と民主党を重ね合わせてイメージして欲しい。遠距離の航海は陸地がある可能性の研究、あった場合の膨大な国益の予想、数ヶ月の航海を続けるノウハウ、これらをオーナーである王室などに話術をもって納得させ大金を準備させる才能が必要だ。更に優秀な航海士や船乗り、行き詰った時にこの難局をどう乗り越えるかの説得力(演説)なども要る。でないと途中で帰ろうとする船乗りと論争、挙句の果ては船長が暗殺されかねない。そうなったら戻れるものも戻れない。


 


こういった要素を民主党に重ね合わせるとそもそもオーナー(国民)に説明をしていないし話せもしない。その上で今出発しないと間に合わなくなる、慎重派は崖を恐れるへたれだ、の一点張りである。しかも船長として航海(外交)した履歴は失敗続き。航海士や船乗りを民主党議員だとすれば何かあるとすぐ分裂。それも芯があっての分裂ではなくもっぱら一人一人の後援会の損得で意見が割れるレベルだ。こんな集団で大西洋を横断出来るのか。はるかかなたに夢のような大地があったとしても途中で難破する気がするのはこれでわかるだろう。しかも今回は国民を船底に無理やり押し込んでの出発だ。まだ「あの水平線は崖に決まっている」と叫んで出航しないほうがマシだと思える。俺を降ろしてくれ。


 



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