トリCのブログ

ジャンル問わず現場に近いスタンスで書いていきます

参院選の作戦だったのに…

2007-06-23 12:22:06 | 社会
社保庁職員のボーナス・給与カットを検討するようだ。これはある意味画期的だ。

政府ってのは自民党なので社保庁がおとなしくハイハイ聞き入れるわけがない。以前なら。要は教職員に「国歌斉唱の業務をちゃんとしないと給料下げるよ?」と言っているのに近い。もちろん異常なくらい反発が起きるのは目に見えているわけで。社保庁もそんなわけで今回の世間の怒りには相当たじろいでいる。政府の命令は(しぶしぶだろうが)聞くだろう。

「当たり前の事だろ?」と思うのは客が国民でサービスしているのが社保庁だと思っている人の感覚だ。彼らは教職員にも言えるんだけど「国家(政府) 対 公務員」という対立軸で今までみてきた(対立してきた)。そこにはお金を出している納税者はどこにもいない。最初は自分達の不始末をリークして政府が窮地に陥れられているのを見て手を叩いていただろう事は上の対立軸観点からも想像できる。

ところが実はこの構図が「国民 対 公務員」なんじゃないかと当事者達も気が付き始めた。今までずーと国家と戦ってきてなんとか自分の権利(給料・職場環境)を守ってきたと自負してきたのに国民からみりゃまさに給料泥棒だもんな。ま、気の毒っちゃ気の毒だ。