《竹内結子さん逝去》「いったい、どうして…」家族、関係者も呆然。何が動機だったのか。

2020年09月28日 10時47分13秒 | 事件・事故

9/28(月) 6:01配信

文春オンライン

竹内結子さん ©時事通信社

 9月27日未明、俳優の竹内結子さん(40)が亡くなった。状況から、警視庁は自殺とみている。多くの作品に出演した人気女優の早すぎる訃報に、驚きの声が広がっている。

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「週刊文春」の記者時代に竹内さんを取材したジャーナリストの中村竜太郎氏は、「家族仲がよく、出演作も途切れず、順風満帆に見えていた。なぜ自ら命を絶たねばならなかったか…」と語る。中村氏が語る取材のエピソードから浮かび上がるのは、芯の強い竹内さんの姿だった。

(構成:文春オンライン編集部)

 

◆◆◆

前日も普段と変わらない様子
 竹内結子さんの訃報に接したとき、思わず耳を疑いました。27日午前2時ごろ、夫で俳優の中林大樹(たいき)さん(35)が、東京・渋谷区の自室のクローゼットで首を吊ってぐったりしていた竹内さんを発見したそうです。駆け付けた消防署員らによって、病院へ救急搬送されたものの、死亡が確認されました。

 命を絶った理由を書いた遺書などはありませんでした。大樹さんも「ふだんと変わらない様子で、思い当たることはない」と憔悴した様子で語っているそうです。竹内さんの所属事務所のスターダストプロモーションも「社員は驚きと悲しみで呆然としております」とコメントを出しました。前日、26日の夜も、竹内さんと大樹さん、そしてお子さん2人の家族4人で夕食をとり、いつも通りに過ごしていました。

 竹内さんは2005年6月、25歳のときに、映画『いま、会いにゆきます』で共演した歌舞伎俳優の中村獅童さん(48)と結婚します。同じ年に長男を出産しますが、獅童さんの不倫疑惑が持ち上がりました。2006年、獅童さんが酒気帯び運転で検挙された際、車内の助手席に、竹内さんではない女性が乗っていたのです。発覚後すぐに竹内さんは、1歳にならない息子とともに家を出ました。獅童さんとの間で長男の親権を争い、ようやく2008年に獅童さんとの離婚が成立します。親権を得た結子さんは、シングルマザーとしてお子さんを育てることになりました。

毎朝6時にお弁当を
 このことからも分かるように、竹内さんは非常に芯が強い女性です。彼女は自ら、“おいしいものを食べて、よく寝て、くよくよ悩まない”ことがモットーの、ポジティブな女性だと語っています。

 実は、独身時代は、あまり家事や整理整頓が得意ではなかったようです。それでも、結婚してからは仕事と家庭を完璧に両立させ、息子が生まれた後は、毎朝6時に起きてお弁当を作るなど、子どもとの生活を大切にしていました。また、月に10万円近い個人経営の塾に通わせるなど、教育にも力を入れていました。そのかいもあり、長男は有名私立中学に見事合格しました。

 そして、2010年にはスペシャルドラマ「ストロベリーナイト」、2014年には三谷幸喜作・演出の「君となら」で舞台に初挑戦します。さらに2018年HuluとHBOアジアの初の国際共同製作ドラマ「ミス・シャーロック」で女性版シャーロック・ホームズを演じるなど、女優としてのキャリアを重ねていきます。

 そんな竹内さんに2019年1月、熱愛が報じられました。お相手は、同じ事務所の後輩で、長身のイケメン俳優の大樹さんです。都内の庶民的な焼き鳥屋のカウンターで、焼酎のロックを飲みながらのカジュアルなデートを楽しんでいました。竹内さんと大樹さんは、2009年の「ジェネラル・ルージュの凱旋」や、2016年の「残穢―住んではいけない部屋―」の映画で共演しています。報道直後の2019年2月27日に2人は結婚します。この再婚には、当時13歳だった長男の後押しもありました。再婚を伝える書面で竹内さんは、「将来を話し合う中で、『3人一緒になればこれから楽しくなるね』と息子が背中を押してくれたこともあり、このような運びとなりました」と綴っています。

 今年1月には、第2子の男の子を出産します。家族仲は大変良いと聞いています。9月には女性誌「LEE」のインタビューで、コロナ禍を受けて、「今回、たっぷり時間があって家族と向き合って、自分の人生をもう少し大事にしてもいいんじゃないかなと思えました」と、私生活も前向きに歩みたいという気持ちを

語っています。

産後うつ報道も憶測の域を出ず…
 また、経済的にも恵まれていました。現在では化粧品や食品CMなど、複数のスポンサーがつき、年収は億単位でしょう。大樹さんのご実家も製薬会社を経営しており、裕福です。コロナ禍でも、当面の生活に困るということはなかったはずです。

 ですから、竹内さんが自殺する理由が分からず、謎は深まるばかりです。一部では産後うつでは、という報道もありましたが、そういった診断があるわけではなく、憶測の域を出ません。

 コロナ禍以降、芸能人の訃報が相次いでいます。今年7月には三浦春馬さん(享年30)、今月14日には芦名星さん(享年36)、そして今月20日には藤木孝さん(享年80)が自宅で亡くなりました。カウンセリング等のメンタルケアが行き届き、この「連鎖」が一刻も早く止まることを願うばかりです。

【悩みを抱えた時の相談窓口】
「日本いのちの電話」
▽ナビダイヤル「0570-783-556」午前10時~午後10時
▽フリーダイヤル「0120-783-556」毎日:午後4時~午後9時、毎月10日:午前8時~翌日午前8時
 

中村 竜太郎

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