木内幸男監督しのぶ企画展 取手で24日まで

2021年03月21日 06時24分25秒 | 社会・文化・政治・経済

佐藤清孝 2021年3月20日 11時00分 朝日新聞

【茨城】高校野球で取手二や常総学院を全国優勝に導き、昨年11月に亡くなった元監督の木内幸男さん(享年89)。名将をしのぶ企画展が、第93回選抜高校野球大会が開幕した19日、取手駅前のギャラリーで始まった。ユニホームやスコアブックなどゆかりの品が飾られる。

 木内さんは、春・夏の甲子園で3回の優勝を果たした。「木内マジック」と呼ばれた自由な采配とユーモアのある言動で、高校野球ファンの人気を集め、2012年に茨城県取手市の名誉市民に選ばれた。

 今回は、市と市教委が木内さんを追悼するために、「取手のいちばん熱い夏―取手第二高等学校の甲子園優勝と木内幸男監督―」と題して企画。遺族や取手二などから借りた遺品と写真を合わせた約40点を展示する。

 第66回選手権大会(1984年)の取手二優勝時の盾や優勝メダルをはじめ、PL学園(大阪)との決勝のスコアブック、取手二と常総学院で身につけていたユニホームなどを飾る。取手二野球部OB会から贈られた黒いバットも披露している。甲子園通算40勝を記念して、「感謝」と刻まれている。自宅で妻とアルバムをめくり、談笑する写真もある。

 会場では、「勝負へのこだわり」とともに、プロ野球や高校野球に携わる教え子たちのインタビューを交えた動画も流す。19年に自宅で撮影された秘蔵映像では、「よく勝ったと思ったけど、取手二が勝ったのも自分の人生を変えた」などと語っている。

 市の担当者は、「木内さんの足跡を振り返り、名将をしのんでほしい」と来場を呼びかけている。

 24日まで。会場は取手駅ビル「アトレ取手」4階とりでアートギャラリー。入場無料。問い合わせは市秘書課(0297・74・2141)へ。(佐藤清孝)

 

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