▼「人権について学ぶ」といっても、単に知識として頭に入れるだけではなく、「人間観」を深めていくことが大事だ。
<人権は勝ち取るものだ>。
人権を学ぶには、哲学を学ぶことだ。
そして「哲学」とともに大事なのは、「闘争」である。
▼戦わなければ、人権は勝ち取れない。
たとえ、制度や法律で保障されていても、人権闘争を続けなければ空洞化してしまう。
中身が、からっぽになってしまう。
なぜか、それは権力というものは、人権を好まない魔性があるからだ。
国家権力にせよ、他の権力にせよ「人権」は軽んじられている
▼人権は「一人の人」を大切にする。
かけがえのない「一人」として、開花させようとする。
反対に、権力は人間をマス(集団・かたまり)でとらえ、物質のように扱い、数字や記号にしてしまう。
▼「権力の魔性」を打ち破るためには、社会の制度や国家の体制を変えるだけではだめだ。
根本の「人間」を変えるしかない。
民衆が強くなるしかない。
民衆が賢くなるしかない。
そして世界中の民衆が心と心を結び合わせていくことだ。
▼人のよいところを認めあう。
人の個性を認め合うのは、人権の第一歩である。
違いがあっても「同じ人間」なのだという、しっかりとした人間観をもつことだ。
だれに対しても「同じ人間」として付き合える人こそ「優れた人」であり、本当の教養がある人だ。
▼自分の人間性が豊かな分だけ、他人の中にも、人間性を発見できる。
人をいじめたり、いばったりする人間は、その分、自分の人間性を壊しているのだ。
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