創作 彩音(あやね)との別離 15)

2024年07月09日 00時25分44秒 | 創作欄

東京・錦糸町の南口エリアは、下町の雰囲気を感じられる居酒屋やバーが多く立ち並び、墨田区最大のラブホテル街であった。

競馬場の場外馬券場などもあり、男性が好む歓楽街のイメージが強い街であったが、週末には多くのカップルがラブホテルを利用していた。

ホテルの部屋の中央には、ガラス張りの露天風呂がありアンナが「これは、とてもいいね」と無邪気に喜ぶ。

また、浴室マットが設置されているので、バスタイムを満喫できる構造だった。

19歳のアンナは、すでに男を知っているのだろう、衣服を脱ぎ捨て大胆な行動に出る。

詳細は省くが、「あんたも、全部脱ぎな」と昭の体にむしゃぶりつき、手と口で下半身を攻めてくる。

入浴後には、浴室マットでの性行為となる。

昭にとって二人目の女の体であった。

そして彩音との性器との違いを認識することとなる。

その詳細も省く。

「アンナ、あんたと離れなくなるかもしれないよ。いいね」昭はアンナの迫りくるような言葉に愕然とし、落とし穴を感じはじめる。

出来心、成り行きとは言え、想定外にも男と女の関係は複雑に絡みあってゆくものなのだ。

 

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