

和田 秀樹 (著)
人生100年時代だが、健康寿命の平均は男性72歳、女性75歳。
80歳を目前に寝たきりや要介護になる人は多い。
「80歳の壁」は高く厚いが、壁を超える最強の方法がある。
それは、嫌なことを我慢せず、好きなことだけすること。
「食べたいものを食べる」「血圧・血糖値は下げなくていい」「ガンは切らない」「おむつを味方にする」「ボケることは怖くない」等々、思わず膝を打つヒントが満載。70代とはまるで違って、一つ一つの選択が命に直結する80歳からの人生。
ラクして壁を超えて寿命を伸ばす「正解」を教えます! 40、50、60代の老親をもつ世代も必読。
著者について
一九六〇年、大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。精神科医。
東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、現在、和田秀樹こころと体のクリニック院長。
高齢者専門の精神科医として、三十年以上にわたって高齢者医療の現場に携わっている。
『70歳が老化の分かれ道』(詩想社新書)、『六十代と七十代 心と体の整え方』(バジリコ)、『老後は要領』(幻冬舎)、『バカとは何か』『感情バカ』(ともに幻冬舎新書)など著書多数。
人と会うことで力は保たれる
若さの秘訣は 脳も課体も使うこと
「面白い」を探しに行く
外出せず、人と会わないことが、本当に高齢者のためになるのか、賢明に判断しないといけないと思っています。
高齢者は、使わない能力は落ちやっすく、落ちた能力が戻りにくいため、家に閉じこもっていると虚弱の状態になり、転倒して骨折したり、免疫力や認知能力が下がったりする可能性があります。
筋力以外に、脳の働きも同じことがいえます。
人と会っておしゃべりをすることや、社会的な活動をすることで、脳も体も若さは保たれます。
がんの発症リスクを高める原因の一つがストレスです。
「健康のため、あれも控えよう、これもやめておこう」というのは、これがストレスになることがあります。
80歳近くになれば、食欲を保つためにも、好きなものを食べ、肉や魚もしっかり摂取しましょう。
むしろ栄養不足の方が心配です。
闘病以外に、病気を受け入れ、病と共に生きる<共病>という考え方があってもいいのではないでしょうか。
「幸せとは何か」。
答えは、人それぞれですが、何でも楽しむ能力だと思います。
面白いと感じるには、刺激が必要ですが、年を重ねれば重ねるほど、刺激が強くないと楽しめなくなります。
それは人生経験が豊富になったからです。
何でも新鮮に感じられていたものが、次第に慣れてきて感動が薄れてしまうのです。
楽しむ能力を高めるには、自分から「面白い」を求める必要があります。
楽しんでこその人生100年。
我慢や無理をせず、新しいことや好きなことに挑戦して、日々を楽しんでほしいと思います。
プロローグ 80歳の壁を超えていく
第1章 医者・薬・病院の壁を超えていく 6項目
第2章 老化の壁を超えていく 23項目
第3章 ボケ・認知症の壁を超えていく 22項目
第4章 高い壁を低くするヒント50音カルタ 47項目
エピローグ 人生100年の壁も超えていく 4項目
という構成で、
各章には、それぞれ数頁の具体的項目が網羅されています。
個人的には80歳にはまだ程遠いのですが、私がこの年代に
なった、或いは近づいた時には、かなり参考にもなりそうです。
またその時に嫌がおうにも直面するであろう様々に不都合で
不安な事柄に向き合う時に、気持ちの持ち様や割り切り方等
大変参考になると思える一冊です。
テーブルに置きいつでもさっと手に取り読むことで
納得感や生き方のガイドブックとして利用できそうです。
私自身、幸運にも80歳まで健康寿命を保つことができれば
その後どのように心を平静に保ちながら生活できるのか、を
教えてくれそうです。
第1章 医者・薬・病院の壁を超えていく 6項目
第2章 老化の壁を超えていく 23項目
第3章 ボケ・認知症の壁を超えていく 22項目
第4章 高い壁を低くするヒント50音カルタ 47項目
エピローグ 人生100年の壁も超えていく 4項目
という構成で、
各章には、それぞれ数頁の具体的項目が網羅されています。
個人的には80歳にはまだ程遠いのですが、私がこの年代に
なった、或いは近づいた時には、かなり参考にもなりそうです。
またその時に嫌がおうにも直面するであろう様々に不都合で
不安な事柄に向き合う時に、気持ちの持ち様や割り切り方等
大変参考になると思える一冊です。
テーブルに置きいつでもさっと手に取り読むことで
納得感や生き方のガイドブックとして利用できそうです。
私自身、幸運にも80歳まで健康寿命を保つことができれば
その後どのように心を平静に保ちながら生活できるのか、を
教えてくれそうです。
特に目あたらしい事は書かれていない。但し、再確認、再認識という意味では、価値がある。要するに、人生は、成るようにしか成らない。
80歳まで生きたら、好きなように暮らしても、50歩、100歩。当たりくじの人生を楽しむのが一番。そう言われれば、そうかも。でも、往生際は悪いのが、人間かも?
80歳越えたら無理せず、楽に生きようね~という内容かと。
母は80歳を超え、身体的には衰えが見え始めていますが、気持ちは若く、ポケモンGOを楽しみに歩いています。
ゲームのことで教えたことはすぐに忘れてしまうけれどあきらめません。
新聞は時間がかかるようになりましたが、隅から隅まで2時間かけて読んでいます。
しんどい時は動かないし、痛かったらすぐに病院へ。料理は手抜き、掃除はロボットが。
無理せず、楽に生きる母の生き方をそれでいいと認めてくれた本でした。
これからまだ、元気に過ごしてもらいたいので、気持ちが少しでもプラスに向けばと思い、母にプレゼントしました。
その後あまりマイナスな言葉を口にすることがなくなり、前向きな母に戻ったように思います。