くまきち

山と旅と家族が大事。
でも激しい物欲が理性と財布のタガを飛ばす
最近は自転車も乗ってる

紅葉狩りに三俣山へ行ってきた

2009-10-25 22:35:41 | 山と旅
 昨日の夕方、オレンジ色に染まった西の空を見たんだが、今日は午前中からすでに雨が降り始め、午後には本降りとなってしまった。


 昨日は久しぶりに山に行ってきた。

 いつも行きたいと思いながら、数ヶ月に1度のペースになってきている。
 行けない事情はいくつかあるが、仕事や家庭のことだけでもなく、自分自身が平日深夜に帰宅することが続き、休日で体力を取り戻そうとしてしまうために、というケースもあった。


 ともあれ、昨日は5時過ぎに起きて支度をし、予定通り6時には自宅を出た。
 長者原の待ち合わせ地点にはちょうど1時間で到着。

 長者原の、メインの駐車場はすでに満杯だったが、僕が車を止めたところには1台も停まっていなかった。

 一緒に登る予定の人はまだ着いてなかったから、少し景色を眺めていた。

 前日のニュースで聞いていたとおり、すすきが見頃だった。

 
Canon EOS Kiss Digital X / Canon EF50mm F1.8 II
1/250 sec f2.5 50mm -0EV ISO100


 まもなくメンバが揃い、支度をして出発。
 今日は日帰りなので荷物は軽く、僕のザックの中もほとんどカメラ関係の機材と、ちょっとした食糧と水、非常用のものだけしか入っていないので、すいすい歩けた。


 30分ほど歩いた、ベンチのある休憩ポイントで上着を脱ぐ。
 まだ日の差さない林の中は暗い。

 そこから指山方面への道に進む。
 5分ほどで指山自然観察路に出合う。

 それを右手に進み、50mほどで左手の尾根に取り付く。

 舞鶴新道の入り口はいつも分かりにくい。 いや、正直に言うとまともに入れたことがない。
 だから、「この辺りだろう」と言うところで入りやすそうな林に突っ込み、20~30mも高い方へ目指して登っていれば、踏み跡に行き当たる。そこが舞鶴新道の尾根だ。

 今回は自然観察路に出てから30mほど進んだ沢から辿ったが、それでも行き過ぎた感じだったので、もう少し手前から入るのが正解のようだ。


 舞鶴新道は、指山からの北峰ルートと同様、一気に北峰付近まで突き上げるルートのため、アップダウンというものはない。アップアップだ。 しかも急傾斜。 息が上がり、汗が噴き出す。


 【ルート途中に突き出した露岩から指山と長者原方面】
 
Canon EOS Kiss Digital X / SIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DC /HSM
1/100 sec f8.0 10mm -0EV ISO100



 北峰の肩まで出ると、人だらけだった。
 大鍋小鍋(火口跡)の周回路は広くないので、人が多いと離合が煩わしい。


 遅れて、本峰で合流する予定の人と連絡を付けるため、まずは北峰へ向かう。 肩からは1, 2分のところだ。

 ちょうど連絡をしてまもなく登山口の駐車場に到着したようで、上から望遠レンズで覗いていると、車が入ってきて停車、人が下りてくるのが見えた。
 彼らが本峰まで登ってくるには2時間以上かかるので、こちらは大鍋小鍋から南峰を経由して本峰に至る「お鉢巡り」をゆっくり楽しむことにする。
 それでも時間が余るので、まずは北峰でゆっくりしようとしたが、風が強くて寒いので、仕方なく出発。

 【北峰の肩にて】
 
Canon EOS Kiss Digital X / Canon EF-S18-55mm F3.5-5.6 II USM
1/200 sec f5.0 30mm -0EV ISO100


 【小鍋付近にて】
 
Canon EOS Kiss Digital X / Canon EF100-300mm F4.5-5.6 USM
1/125 sec f5.0 165mm -0EV ISO100


 【大鍋下部から北峰】
 
Canon EOS Kiss Digital X / Canon EF-S18-55mm F3.5-5.6 II USM
1/100 sec f5.6 18mm -0EV ISO100


 【大鍋と小鍋の接点辺りから南峰】
 
Canon EOS Kiss Digital X / Canon EF-S18-55mm F3.5-5.6 II USM
1/160 sec f5.0 35mm +2/3EV ISO100


 【数少ないカエデ】
 
Canon EOS Kiss Digital X / Canon EF-S18-55mm F3.5-5.6 II USM
1/50 sec f5.0 35mm +1/3EV ISO100


 【これは赤かった】
 
Canon EOS Kiss Digital X / Canon EF50mm f/2.5 Compact Macro
1/250 sec f6.3 50mm +0EV ISO400



 南峰に着くと、ここもまた人だらけだった。
 ただ、北峰に比べると南峰の山頂はかなり広々としているので、混雑はない。

 三俣山には20回以上登っているが、実は南峰に来たのは初めてだった。
 いつも本峰に行くか、そこから北峰経由で雨ヶ池に下りるなどしていたため。


 南峰でも少し写真を撮ってゆっくりする。

 【南峰名物 黒霧島(嘘】
 
Canon EOS Kiss Digital X / Canon EF-S18-55mm F3.5-5.6 II USM
1/125 sec f8.0 43mm +0EV ISO100


 先般の火事で燃え残ったミヤマキリシマの枝だ。
 山頂の全体的に黒い枝が広がっていたから、炎の範囲はずいぶん広かったことが伺える。


 南峰でひと休みしたら、次は本峰へ行って、後発の二人を待ちながら昼食。

 【久住・中岳と、星生山】
 
Canon EOS Kiss Digital X / SIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DC /HSM
1/250 sec f9.0 10mm -0EV ISO100


 【本峰から見た北峰】
 
Canon EOS Kiss Digital X / Canon EF-S18-55mm F3.5-5.6 II USM
1/125 sec f6.3 18mm +0EV ISO100



 ちょっと時間はかかったけど、無事に合流したら、下山。

 そのまま西峰には向かわず、いったん本峰のすぐ南の無名ピークに行って、そこから法華院方向に向かってしばらく下る。
 ひと通り下ると道は右手に進み、一度登り返して西峰の肩の下辺りでメジャールートに合流する。
 ホントにただの遠回りルートだった。
 これで登り返しがなく、西峰の中腹をまいて諏我守越に行けるなら良いんだけど…

 下りの途中でカップルを追い越したが、彼らはたぶん法華院に行けると思ってここを歩いていたに違いない。 その証拠に、登り返していく我々を見て、しばらく鞍部に立ち尽くしていたから。

 この意味があるとは思えない遠回りルート、ひとつだけ良かったのは紅葉のきれいな斜面が見られたことくらいかな。

 【紅葉の斜面と大船】
 
Canon EOS Kiss Digital X / Canon EF-S18-55mm F3.5-5.6 II USM
1/100 sec f7.1 30mm +1/3EV ISO100


 諏我守越からは、素直に長者原に下るルートを辿り、出発から9時間で帰着した。
 時間をめいっぱいゆったりと使った山行だった。

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