楠正憲:「青少年ネット規制法」衆院通過 実効性に疑問、厳格化懸念も (1/2) - ITmedia News 「実害はないが実効性が低く、今後の法改正などで厳格化される危険性がある」――衆院を通過した青少年ネット規制法案について、法案の動きを追ってきた楠正憲・マイクロソフトCTO補佐は指摘する。 |
「ISPに対して顧客の求めに応じてフィルタリングソフトウェアまたはフィルタリングサービスを提供する義務が課されることとなった。」というところにひっかかった。
ケータイキャリアと同じことにしようとしてるわけですね。
フィルタリングソフトメーカは需要拡大と共に、大変な責任を負わされそうな気がする。
あちこちの小さなISPはどれくらいいるか分からない希望ユーザに備えて、相当な投資をしないといけなくなる。
透過プロキシを置いて、そこでフィルタすればいいんだが、理屈ほど簡単じゃないぞ。
あるところに透過プロキシを使ってキャッシュサーバを立てたけど、オンラインゲームなどで、専用ポートと、HTTP(80)を組み合わせて通信をしてると、HTTPだけが利用者PCとは異なるIPアドレスから出ることになって、ゲーム提供サーバ側でエラーではじいたり…
で、利用者PCのIPを名乗るように設定したら、当然ルーティングがおかしくなったり…
結局特定宛先についてはキャッシュサーバにまわさずにそのまま通過するように設定をして回避したけど、新しいゲームが出るたびにそのサーバを回避対象に書き加えないといけないという間抜けな運用になってしまった。
ああ、あんな泥縄なことはしたくなかった…(回想)