tontonjyoのブログ

yahooから引っ越して来ました。思ったことを適当に書いています

海賊対策・・・

2010-07-12 02:52:16 | 日記





【露の海賊“漂流刑”に批判《産経新聞》】なんて記事が上がっていましたね。

ロシアは漂流刑ですか。そうですよね。これって以前から言われている問題に答えを出せないでいるからってこともあるんでしょうね。ケニア、イエメン、スーダン、セイシェル、この辺が、捕らえた海賊を受け入れているんだそうですけど、問題って何か。

まぁ、大まかに言うと、周辺関係国から言えば捕まえても裁判所や刑務所の負担が大きすぎるとして「海賊収容もう限界!」なんだそうですよ。これは言わば「言い訳」的な側面もあるのかもしれないけど、それでも受け入れに消極的なのは事実のようでね。

域外関係国は資金を出し、どうか、お願いしてやってもらっている形なのだけど、どうも受け入れ側からすれば、自国の負担の大きさに気付き、難色を示すようになっているってことらしいね。この辺の問題は以前から燻っていたようで、まぁ、早急に答えを出さなければならない問題なんだけど、答えが出せずにいるようなんですよね。

基本的に日本政府は追い払うことを主にしているようですけど、もし、日本人が被害にあった場合には海賊を自国へ移送して訴追する方針のようです・・・。ん・・・。これって基本的には公海上ってことかなぁ。国際海洋法に則って自国に移送して訴追措置をとるって言うのは域内の場合どうするんだろう。

域外関係国から当事国周辺国への金銭的、また研修のような支援はあるものの、それでも負担が大きいと言うことになるのだろうから、そうね。「じゃぁ、どうするんだ、追い返して終わりでは、出口は見えないだろ。」って話ですが・・・。つまり海賊対策、そのものの転換期も近いって言えるのかもしれませんね。

まぁ、また、移送し訴追を行ったとして刑に服した後にどうするんでしょう。最近の国際社会の流れから言えば、所謂、人道的見地を重要視している帰来がある。

日本は案外、人道寄りと言うか、それを重要視している面が見られるので、刑に服した後に不安定なソマリアに送り返して終わりなのか、それとも何らかの措置を施すべきなのかなんて議論が起こる可能性もあるかもね。

不完全なキャパビルに放り出しても、ただ単に元の海賊に戻るなんてこともあるだろうし、所謂、国内法で問われる再犯の可能性のようなものが問われるなんてこともあるのかもしれないなぁ。つまり海賊は減らない。

また、訴追対象者のソマリアの現状に対する訴えしだいでは、国際的に問われる人道的な対処、つまり保護的な措置が問われるなんて可能性も出て来るかもしれないね。

ここから見出されるものは何か、法的根拠の確立と域外関係国や当事周辺国との連携強化、更に重要なのは、そもそものソマリアの安定化なんじゃないですか。

まぁ、この辺は日本も含む関係国の抱える現実的な問題としての考察が必要なんでしょう。そうですね。日本の主導的立場で言うならReCAAP、IMOマルチドナー基金などなどですか。

そう言ったものを確実化して行く作業や、また安保理決議1918号で謳われるような方向性を実現する措置の構築や、また進化的・昇華的な方向性も問われるんだと思います。

プントランド、ソマリランドの更なる安定化と協力も必要だと思う。また、陸上での貧困対策や職業支援などなどから、当事国民自ら統御感を獲得させる方向性も必要なんでしょうね。まぁ、色々言ったけど、そもそも、それができるのかって問題は確かにあるね・・・。敵性殲滅とは違う方向性の軍事的オプションも確かに必要なんだと思える。

 






【露の海賊“漂流刑”に批判《産経新聞》】
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100531/erp1005311846009-n1.htm


海賊収容もう限界!訴追引き受けケニア「連れてくるな」
http://www.asahi.com/international/update/0405/TKY201004050101.html


最新の画像もっと見る

コメントを投稿