tontonjyoのブログ

yahooから引っ越して来ました。思ったことを適当に書いています

#ルサンチマン を【単に】否定するのは、低所得者・中産層の有権者に寄り添わないエリート思考でしょう

2017-10-30 08:11:48 | 日記
新自由主義・リバタリアニズム・トリクルダウンなどの緩和的経済好循環作用は、【良い物は有用な物である。悪い物は有害な物である。】と割り切れるエリート・社会的強者による君主的道徳なんだよな。それを民主政社会に当て嵌めるには、絶対多数の低所得者・中産層の数が必要になる。その為には奴隷的道徳を利用したポピュリズムが必要なんだよ。しかし、それは君主的道徳への嫉みが誘発する。

緩和的経済好循環作用は、量的緩和を行い物価を上げて、減税と、労働や財政の規制緩和を行い、雇用層・資本層など、社会的強者に優位な体制を作る。そうする事で、弱者にも富の雫が溢れると考えるんだよな。つまり下手をすると奴隷的道徳の矛先が向かうんだよ。

だから、単なる人気による先導的作用が必要なんです。

小泉竹中路線は、その有用性が認められたと言うより、それ以外のシングルイシュー・ポリティックスのようなポピュリズム傾向が強かったですよね。

アベノミクスも同様で、支持率が高いと保守派。支持率が下がるとリベラリズムと、ポピュリズムを利用してる。

緩和的経済好循環作用は高学歴・高所得層の理解だからこそ、数として優位な低所得者・中産層でのポピュリズムが必要なんだね。


系譜的には、保守系野党が、そこに類推するが、巨大な求心力である橋下徹さんを失った維新の会や、小池百合子さん人気が陰りを見せ始めた希望の党の、今後の運営が難しいと思えるのは【そこ】なんですよ。 

民主党の様な、兎に角反対の単なる対立野党では無い第三極を唱い、ルサンチマンを否定するのはエリート思考に有りがちだが、それは奴隷的道徳を直接刺激する訳では無い。

政党として重要なのは、政策を実現するための低所得者・中産層のポピュリズム。対してルサンチマンを否定するのは、社会的強者による君主的道徳なんだよね。

結果、緩和的経済好循環作用を社会に当て嵌める事は出来ずに存在意義をどんどん失って行き、フェードアウトする。

重要なのは、そこに気付くのか否かなんだが、恐らく【ルサンチマンを否定する】と言う〚使命感に囚われ〛《盲目的に推移》するだろうな。

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