tontonjyoのブログ

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普天間問題・・・脳内議論の疑問

2010-10-31 10:33:33 | 日記



例えば沖縄の米海兵隊の全てがグアムに移転して実戦部隊の主力1万人程度がグアムに駐留するとします。艦船で紛争地に行き展開を完了するためには数日を要するんでしょう。確かに航空機で沖縄まで3時間程度のようだが、そこから何で戦地に行くかと言う問題はあるんでしょうね。

C130でエアボーンと言うこともあるかもしれないが、それだと平らで広い土地が必要なのでしょう。変化する戦況の中で場所を捜すにも時間が掛かるし、降下地が限られる分、待ち伏せされる可能性が高いんじゃないですか。後はヘリボーンとの有効性の対比と作戦の成功確率の問題でしょうねぇ・・・。安全性その他、俺は厳しいと思うけどね。

強襲揚陸艦で行くならどうでしょう。当地に地上戦闘部隊が駐留していないなら強襲揚陸艦だけあると言うのもおかしいですよね。航空戦闘部隊と地上戦闘部隊の全てがグアムに移転するなら、訓練施設と共に遠征打撃群ごとグアムに移転して然るべきなんじゃないですか。

強襲揚陸艦で行くとして佐世保から沖縄までだと約2日程度で到着するらしい。ホワイトビーチで地上部隊の収容に要する時間はかかっても1日~2日くらいじゃないんですか。ヘリは強襲揚陸艦を航行させながら収容。更に1日~2日で台湾近海に展開。時間的に、このくらいじゃないですかねぇ。グアムからなら距離的に更に1日~2日くらいプラスになるんじゃないですか。

基地は設けず、航空戦闘部隊はグアム、佐世保に遠征打撃群、沖縄に地上戦闘部隊だけ残すと言う方向性はあるのかなぁ・・・。やはり揚陸艦への乗艦や戦地への移動や戦地での移動含めた地上戦闘部隊の機動性から言えば航空戦闘部隊も一体的に運用するべきと言うことになるんじゃないですかね。

航空戦闘部隊だけグアムに移転して運ぶべき地上戦闘部隊が2400km先の沖縄にいるのはどうでしょう。ちょっと無理を感じる。地上戦闘部隊が沖縄にいるなら航空戦闘部隊も沖縄にいるべきじゃないですか。更に遠征打撃群も近くにいるべきとなるんでしょうね

ほら、伊波氏の指摘で移転するって騒がれていたCH46Eを運用する中型ヘリ中隊のHMM262・HMM265は其々オスプレイ中隊のVMM561・VMM562と交代するらしいよね。辺野古移設を除外して考えるにしても、そうでないにしても強襲揚陸艦・航空戦闘部隊・地上戦闘部隊は少なくともセットで考えないと先には進めないんじゃないですか。

グアムに全て移転するとするなら緊急の移動は固定翼機。台湾の航空優勢が確保されていて空港も確保されているなら直接台湾へ4時間。空港は確保されているが航空優勢が確保されていないなら一旦沖縄、嘉手納基地へ3時間。航空優勢確保後に台湾へ更に2時間。ここに補給や兵員の収容時間が加わる訳でしょう。

空港が駄目になってるならエアボーンかグアムから来る遠征打撃群を待つと言うことになりますよね。状況によりけりでしょうけどエアボーンはよほどの好条件が揃わないと無理なんでしょう。上陸後は徒歩なのだから戦地に遠いのでは駄目。

より戦地に近く、すばやく集結し、展開できる平らで広く、更に敵に待ち伏せされない場所。この条件が揃わなければエアボーンは無理なんですよね。つまり、それに比べればヘリボーンの方が条件が緩いってことなんでしょう。

やっぱり近くに遠征打撃群があった方が有利なんでしょうね。航空優勢が確保されてると言う前提で言うなら、固定翼機を使った戦術が駄目なら強襲揚陸艦の支援を得て艦載の強襲ヘリか揚陸艇で上陸ですよね。まだ、ヘリの方が上陸し易いとしても天候が悪ければ無理な訳ですからやっぱり強襲揚陸艦の支援が必要じゃないですか。

台湾がヤバイ雰囲気になってきたら遠征打撃群は演習を主張して台湾近海に向かうのでしょうから。紛争発生時にはまるっきりグアムから、また佐世保からと言う訳ではなく、ある程度近くまで来ているのでしょうけど、何があるか解らないと言うこともあるんでしょうかね。そう考えればより近い方が良いと言う結論になるのかもしれない。


ん・・・。そうだなぁ。こうして考えてみると嘉手納統合案って案外良かったのかもね。航空戦闘部隊は嘉手納基地、地上戦闘部隊はキャンプ・ハンセン、佐世保に遠征打撃群。この辺になるのでしょうかね。必至に強く押したら可能性はあったのかもなぁ。弾薬庫を潰して滑走路にするなんて話もあったよね。

民主党の岡田氏の嘉手納統合案の時、アメリカの反応ってちょっとキョドった感じじゃなかった。痛い所を突かれたと言うこともあるのか。やっぱりエリート気質の空軍は武骨な海兵隊と肌が合わないとかって本当なのかい。もし本当なら有効性とは違ったところに理由があったのかもね。


 

 


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