
わが国の女性専用車両は人権や正義の問題をクリアできていない(NEWSポストセブン) - BLOGOS(ブロゴス)【BLOGOS】
国交省が国家プロジェクトとして法的確信を持ち、やってる訳じゃ無いんだよ。平成23年東京地裁判決では憲法22条定説の営業の自由を根拠に各鉄道会社が設けたものとされてた。
趣旨は「女性の痴漢被害を鑑みた鉄道会社が任意で措置したもの。女性は障害者と介護者や、小学生以下の子供。また、それ等に準ずる乗客と共に保護される。」って体。そして妨害予告などした事に対して「保護車両だと、そのつもりで乗り込んだ客に、不安を与える。また、与えた。」と言うのが鉄道警察隊出動の根拠だよね。
要は、他の店で何回か営業妨害を行った客が「明日。お前の店のレディース・デイを妨害する。」と予告して来たから、警察に連絡して警戒して貰い。当日、予告通り営業妨害に来たので警察が静止したって話だよね。
それで、御堂筋線訴訟は、レディース・デイに対して「男性差別だ!!」と騒ぎ立てた客が居たので店員に注意されたって話。
確かに国交省は法的確信は行って無いのだから、その保全を図る鉄道係には中央・地方の所謂"鉄道営業法類上の権威"しか無い。
しかし、御堂筋線訴訟判例に拠れば、警察のような強制権は無いが、一般の店員よりは上の権威だとされてる。『鉄道会社の裁量に対する営業妨害』なら、抵抗は流石に当たり前としか言えないな。
例えば白人至上主義者は今やマイノリティだが、社会的な保護は訴えられないよね。広義の差別とは、ある属性に置いて、他と差を付けることだが、世界的に問題視される差別とは弱者救済に根幹がある。
御堂筋線訴訟では 『 女性専用車両 は一部の不心得者による痴漢を防止する一つの手段として導入されたものであり、男性すべてを痴漢扱いするのでないことは明らかである。』と判決されてるし、女性差別撤廃条約4条では男女平等を実現する為に必要な暫定措置は差別性が阻却されるとしてる。
確かに白人至上主義が言ってるような広義の差別だが、しかし、世界的に取り沙汰されるような狭義の差別性では無い。
逆に男女平等を達成する為の暫定的な措置に当たるなら、それに反対する方が結局は封建的なんだろう。
平等とは、一部の自由を阻害しないと絶対に成し得ない。つまり、女性専用車両を妨害をしてる人達の言ってるのは平等では無い。例えば市場原理主義者が言うような『個人の自由』だと自覚しないとダメだね。
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