Psychology Today

2006年06月18日 | 心理学
コミカレ時代から目にしていた、心理学マガジン:Psychology Todayをパブリックライブラリーで借りてきて読んでみたのですけども、アカデミックジャーナルと違いマガジンは娯楽読み物としてとても面白いです。そしてこのPsychology Todayは大学のイントロ心理学で読まされたもののひとつでありますが、当時は嫌々読んだので楽しいなんて全く思いませんでしたが、よくよく記事を選んで目を通してみると、心理学って興味深いな~、なんて今更ながら思いました。

心理学に興味のある人(特に女性)は多いと思いますし、(過去の)私のように「全然興味なし!」なんて言う人は極まれだと思うのですが、もし興味がなかったとしても、イントロ心理学は是非履修することをお薦めします。私たちは人と関わりなしには生きていけませんし、人間の動向や習性を含め、自分自身や他人を心理生物学的に理解することは、偏見を持つことを防ぐにも必要不可欠だと思うからです。

私が受けたレクチャーで印象的だったことの一つは、知能を図る上で人種の違いは無関係ということで、こんなことは常識であるとはいえ、過去の学者が発表した、アフリカン・アメリカンはIQが低いなどという、言語道断・偏見差別的な研究論文に対しての、(白人)教授の力いっぱい否定レクチャーに、私はちょっと目を潤ませてしまいました。(←単純) このクラスの講義はレクチャー・ルームという、何百人か収容できる部屋で行われたので、教授のレクチャーはマイクを通したもので、普通のレクチャーとは受ける感覚も違います。そのせいか、知性は人種の違いで図り判断するものではない!(叫)、と締めくくられたときには、もぉ~、胸いっぱいでしたよ。(私も白人以下と思われやすい人種ですし) (アフリカン・アメリカンの生徒たちは拍手・歓声を送ってました)

イントロ心理学となると、ある程度日常生活で見たり聞いたり体験したことが多いと思いますが、学校で学んでみると、科学的証拠結論と共に、改めて深く考える機会が得られるので、履修する価値があると思います。専攻として心理学を選ばなくとも、一般教養などの一環として履修してみたら、たくさん学ぶことがあった☆と言っていた友達も何人かいます。もし何でもいいから単位が必要であれば、イントロ心理学はお薦めです。(私自身、履修していたときは不満たらたらでしたが。詳しくは心理学カテゴリーにある過去記事参照願います。)



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