おごり:韓国編

2006年08月14日 | 留学色々
友達の韓国人Mちゃんが6月にOPTを終え帰国したのですが、帰国直前にMちゃんのお別れ会があり、そのとき一緒に食事をした韓国人Hさんと再びディナーをする約束をしました。Hさんと私は特に親しくなったわけではないのですが、お別れ会で最年長だったHさん(私と同い年)が全員分のディナー代を払ったため、今度は私がHさんにおごり返すことになったのです。そのときの私としては、初めて会った人におごってもらうわけにはいかないし、しかもその場では私も最年長だったわけですし、Hさんが他の韓国人たちをおごるのはともかく、最低でも自分の分だけは払わせてもらいたかったのですが、結局のところ私の分も含めまとめて払ってもらったのです。で、「今度は私がおごるから」とHさんに約束をしたのですが、この「おごり合い」というのは韓国人の間ではとても大事なことのようです。

お別れ会:参照記事はコチラ▼
http://blog.goo.ne.jp/tomtom30_2004/e/76d8f108b44c764d7ca047b7c37beabd


以前韓国人のMちゃん、香港人のWちゃん、そして私の3人でディナーに行ったときのこと。お会計をどう払おうかと相談し始めた私たちでありますが、Mちゃんの提案は「今回は私がおごるから次回おごってね」とのことでした。がしかし!私は日本にいたころから常にワリカン、自分の分は自分で払うという友達づきあいをしてきたうえ(どれほど親しかろうがね)、貧乏な今は尚更、仮を作ったり、次回おごるという下手したら大出費になりかねない状況は作りたくありませんでした。香港人のWちゃんも同様、おごるなんてヘン、自分の分は今ココで払いたい、という考えだったので、結局会計をきっちり分けてもらい、各自食べた分をそれぞれで支払いました。

そのときMちゃんがぼやいていたのは、韓国人はおごったりおごられたりが普通だということ。それが「友達」なんだと。なので香港人のWちゃんと私のようなのはとても冷たく感じるのだそうです。そう言われてもねぇ・・・。はっきり言うと、金銭的余裕が全くない私にとっては、人におごるなど正直とんでもないですし、かと言っておごってもらうのも嫌いです。(←相手が大金持ちなら気にしませんが)たとえばお祝いなどのよっぽどの理由がない限り、自分の食べた分はきっちり払う。次回の心配をしなくて済むようしっかり払う。これが一番。なんか文句ある?!

で、Mちゃんのお別れ会で太っ腹なことをしたHさんにそろそろおごり返さなければ・・・と、先週彼女に電話を入れてみました。そして「この前おごってもらったから・・・」と早速伝えたら、「Oh-覚えていたのねー!」というかなり嬉しそうな返事が・・・。こ、こ、こわい・・・・。え、別に怖くないっすか?なんちゅーか、私としては口先だけでも「そういうこともあったわねー、別にいいのにー」という言葉がまず聞きたかった気がします。これって日本人的建前なのだろうか。いや、アメリカ人ですらこう反応すると思うのだが・・・(汗)

おごった側というのはしっかり覚えているものかもしれないですが、待ってましたとばかりの反応は引いてしまいます。だいたい何十ドルもおごってもらったわけでもないし・・・。(チャイニーズバッフェで12ドルほど)ま、6月のお別れ会からもう2ヶ月経ってますから、かなり待たせてしまったかもですね。でもまさか食べ逃げなんてしませんよ!ちょっと時期を見ていただけなのですよ!しっかし、これが韓国人の付き合いなのだね。(教訓)

念の為、この「おごり」に関し、私自身典型的な日本人ではないと思うので(何が典型かわからんが)、Mちゃん、Hさんの例も韓国人だからというわけではなく、単なる偶然かもしれません。それにHさんはスピーキングが苦手っぽいので(失礼)他の言い回しができなかっただけかもしれませんし。(失礼)