ことばで遊んでます

yuri
に、改名しました。
詩や短歌をかいています。
内容は、フィクションだとおもってください^^

~福寿草~

2018-02-23 12:59:14 | ポエム(童話)
雨を吸って艶めいてる黒土(クロツチ)押しのけて魚燐の指が突きでてた
地中に潜んでる怪物の指のよぅ
(太陽の優しい温み
指先から
赤子の舌のような黄色い花辺が
ほんの少し覗いた
福寿草が咲くんだ
と思ったのに
暫くしてみたら
黄色い花びら
消えてしまっ
てた





けれど
たくさんの幼いこたち
(あれは咲かない花だった
なんて決めないでください





もしかして
あの黄色い一枚の花片
は、大気に兆してる地球の熟し加減を見極めるためにやってきた、それとも大きな太陽の小さな変化をチェックするためにやってきた、あるいは無数の銀河の生死が吐きだす紫外線の濃淡をみるためにやってきた、のかもしれません。
そして、ミッションを終えて、いま、地中で、
根っこや茎や花や葉っぱやらでそのデータを分析し咲く日を決めているかもしれません。
あるいはあの小さな行動には何かもっともっと大きな意味があるのかもしれません。





分りません
けれど
たくさんの幼いこたち
(分らないんだ
なんてガッカリしないでください
(分らないんだに至った時にはもうすでに分ったとゆう道を歩きだしているのです。分らないは分ったの始まりなのです。






だから
たくさんの幼いこたち
《一つの現象にであったらその原因理由を可能な限り考えてください。ほとんど分らないに至ってしまうのですが、その分らないに至る試みこそが分ったへの翼造りなのです。翼ひろげ隠されている事実へと飛ぶそして隠されている事実をみつける。それがほんとうに分ったとゆうことなのです。》





嗚呼、もうすっかり太陽の温み広がってます
どこまでもどこまでも陽(ヒ)色です
きもちがいいです
あれ
みてください
赤子の舌のような花片が
複数枚やってきてます
綺麗な黄色
魚燐の指
綻んでます
福寿草が
咲くのです
なんだか
なんだか
嬉しい
です