ことばで遊んでます

yuri
に、改名しました。
詩や短歌をかいています。
内容は、フィクションだとおもってください^^

~春を想う~

2017-04-27 11:38:12 | ポエム
腰に赤紫色の朝霞を纏って円形に前進してた樹々(キギ)たち、の前進円から無数の萌黄たちが産まれるように吹きだしてた、遠い遠い春の命たち

私は
そっと触れて
くしゃみをして
そして
(この命を創ったもの
(に会いたい

思ってた






ショッピングモール
たとえば恵比寿たとえば表参道たとえば中野えとせとら飾られて花の好きな街になってるマッピングされて夢の流れるビルになってる束の間の妖精たちに通りぬけられ吹雪になってる鉢植えのとりどりの色

(人間が造った
(きっと在(イ)るだろう人を創ったもの
(どう思う?

知りたい
幻装の街の
ゆきずりの
黒点





花火
の原っぱみたい
なワンピースつまんで買ってやるってゆうから試着した
(橙系の数多の輪

男にはなりたくないけど男前になりたいから濃紺のカーディガンを羽織ってみせるとゆう
エゴ
(くだらない奴
(って思う?
(そんな私を創ったのは
(すくなくともそんな私の材料を創ったのは
(あなた
私達の論理をずーーっと超えた論理で
無から有をその無さえを創った
あなたはいったい
(善いものなのですか?
いったいぜんたいわたしはなにになりたいのだろう
ぜんぜんわからない






心が、遠い樹々(キギ)たちの三月の円い躍動で
くしゅんとする
薄黄緑色の頭たちの産れたての馨
産んだ日の超えたような涙の錯覚
が零れる
春は
(何時も、創ったものといっしょに、多分、命抱えて
遠くから
やってくる


















~人祖の話~

2017-04-22 14:54:59 | わたしのおじさん
恋をするにはじゅうぶんだった、けど、
恋をうばわれるには若すぎた、から
わたしはポキンて折れてた
心だけじゃなく体だけじゃなく存在そのもの



ころ、わたしはおじさんの側へいってた



おじさんは
朝起きると
わたしに
(ともかくたべろ

いう
まいあさ
ともかくの後何もないのに



でも
その朝は
雨あがりの空をみつめながら
話してくれた



(雨を連れてやってくるんだ
(やさしい雨
(水からうまれたから
(それに
(雨降らしたらみんな雨宿りするから
(宿にあつまるから
(みんなに会えるから
(サムシンググレートは
(雨連れて
(やってくる
(38億年間
(ずっと
(雨と一緒にやってきて
(人の数かぞえて
(居てくれるだけでいいんだよって
(あがってく
(雨降ったら
(ここに居るよって
(手ふってやれよ



わたしがポキンて折れてたころ
おじさんが話してくれた
多分おじさんの作り話







☄もういまはここにいるよと手ふれるけどやっといきてる。みてるよね雨




☄こころでゆうらゆらいでるおじさんの花詩(ハナシ)根にしたとりどりの決意




☄じゅうくの話かなり遠くなったけどときに火照ってじゅくじゅく泣きます。



























~きょうだけの呼び名~

2017-04-10 19:12:01 | わたしのおじさん
☄きょうだけの呼び名で呼べばきっと笑う、ようにさざなみくる遠い海





。。
ノブリングル

とても耳がよかった
(ふふ、すこしおおきめ
海のむこう
赤道のむこう

たすけてほしいなぁ
って
呟きが
きこえるくらい



そして
背が高かったのね
(たかすぎ
だったから
ひょいって
いってしまった
赤道のむこう





。。
ノブリングルは話すことが苦手だった
おとうさんのしごとでいろんなしゅるいの異語のせかいぐるぐるしてたら三才のとき言葉こんがらがっちゃったんですって
だから
丸と曲線と直線と三角の
とてもやさしい絵で話した
だいじょうぶってだけ
つたわってきた





☄わたしを泣き笑いのちからもちにした色とりどりの星座の話





。。
ノブリングル
仲間たちとよくお酒飲んでた
(あぁ、仕事は南の国のカーペンターで
そしてよく歌ってた
(わたしの知らない歌
そしてみんな眠っちゃうと
まるでふるさとを懐かしむみたいに
星ながめてた





。。
その姿が
空を超えていってしまいそうな美しさで
わたしはおじさんの腕にしがみつく
するとおじさんは少ない言葉で話してくれた
(賢明で勇敢な優しい人間のはなし
(けれども人間はどんな生物よりも残酷で愚かでもあるんだよ、ともいった
(自分よりも平和を愛する人になりたい
そんなこともいってた





。。
綺麗な笑顔で
(一生ずっと眺めていて何もしないで死んでしまってもいいな位に
好きだった
サクセス好きの親戚から
かわりものっていわれてるけど
わたしは誰よりもおじさんが好き
ともかく好きであまりに好きで
おもわずつけてしまった
ノブリングル
きょうだけのおじさんの呼び名





☄光る玉はねあげて(恋しい)と水のあなたをもぐってくよ満月






















~鯨のうた~

2017-04-06 11:40:49 | わたしのおじさん
☄恋しいと月が呼んでるよぅ(あなたを)姿みえない虫の輪唱







のぶひこ
またの名は
ノッビー
わたしが2才半のとき初めて会ったママの末の弟
15才だった




生まれたわたしを最初に抱いた男性だった




太陽をそっくりいれられる大きな出窓の部屋で
寝てるノッビーの胸を聴くのが好きだった
ほのかときよらの輪唱みたいな
草笛ににた
音色
これだけはあげられないんだと
ぼくが飼ってるだいじなシロナガス鯨だからと
なんでもくれたノッビーがくれなかった胸の中の鯨
でも聞かせてくれた鯨のうた
大人になって
建築博士になって
家のない人に家を造るんだって
でかけていった
ノッビー

決して帰ってこなかった
海と戯れるすべらなノッビーの絵葉書だけ




もし
太陽をそっくりうかべた南の海で
とても細い鯨が光に洗われ泳いでいたら
ほのかときよらの輪唱みたいな
草笛ににた音色
そーっと
聴いて
ください
それはわたしの大好きなノッビーの
鯨のうた







☄聴いてます、あなたのようなわたしの海でいまも巡っている、輪唱