ことばで遊んでます

yuri
に、改名しました。
詩や短歌をかいています。
内容は、フィクションだとおもってください^^

~エデンへ~

2010-02-22 13:35:02 | ポエム
空を歩いているとおもってた
ら、川の上を歩いてた
とおもったら
また
空を歩いているの

方位磁石はくらんくらん
くうるくうると回る私はきっと混乱すべきなのでしょう
混乱しているのでしょう


くうるくうると光に砕かれた混乱達砕いて遊ぶ艶やかな果物のような日向達幾筋もの腕を私から映やす


映やされた腕で私の人肌は広げられて映えた腕へと広げられて開いた果物の籠


親切な何者かが
空と川の間に
エデンの様に
植えつけ実らせてくれた果樹の園
何者かとの邂逅の園


に入って広げられた人肌を私は脱ぐそして易しく実を産む果樹へと咲いていく










~もう 探せない H2O~

2010-02-22 13:24:36 | ポエム

ながれている水を鍵盤に飲み込ませ鍵盤
をながれる水にしてきみはその
水にみずからを砕いて
粉々に輝く


きらめく光のながれ
は飲みこむ
清成しつづける水
を飲みこむ
清み増すきみのながれる鍵盤
は飲みこむ
ながれてしまうわたしたち
を飲みこむ



(やさしい不協音~


あぁ


もう


もう


きみに


ながれて


もう


誰も


探せない










~Himmel~

2010-02-10 13:44:33 | ポエム
2頭のコンドルの仕事はすすまない


剥いているんだけどね、 4翼のSchwerterゆーくりで 冬空は徐々に開いているんだけどね、春の空はまだうっすらとところどころ


の一部、オペ用グローブでグルンて触ってみた、ら、冬のお腹蠢いて、ラメの胎盤あわあわあわあわ降ってきて、春の子うまれた


冬空のてのひら
いっぱい、に、
いろんな意味で
いっぱいに、
わたしなって
結局、やたらと、うれしい
あなたの意味


゛ うれしいのなかにいつもいるんだねきみは ゛
清潔なあなたの声が、キューって漂うレモン





すっぱい
けれども 
すき


すっかり
うまれろ
まんまるごとの
無数の
Himmel
春の空





まってる
わたしたちの12階
この中空ブランコ漕いで  
わたしたち
まってる












~如己愛人~

2010-02-06 14:43:53 | ポエム

吹き飛んだ聖像の首、俯いてる、被爆している
今は主の居ない 如己堂の足下

二畳ぽっきりの小屋の縁先で
柔らかな冬日にパンフレットを翳して
仰ぎ見て居る老女の幼女のような瞳が
光る長崎の空


゛如己愛人 ゛
主だった、あの永井隆さんの言葉、
身近な人を自分のように愛しなさい
と、ゆう意味だそうです








~沖縄へ~

2010-02-06 14:22:25 | ポエム

飛行機形のカンナが地球を削ってる
金属と鉱物の悲鳴音



コーヒーが飲みたい



3000フィート上空を順調に飛行しております息遣いの多い機長のアナウンス



上へ上へと



鼓膜が取り外されて
外された鼓膜は浮遊して
機内を浮遊して乗客達は
浮遊してる鼓膜を闇雲に掴んで
取り付けて取り付けた鼓膜が
大きなシンバルで劈(ツンザ)かれて
うぉーっと叫んで



乱気流



強烈な水蒸気の渦が
機体に咲かれて
水蒸気の鳥達は
咲かれて
水蒸気の花に
咲かれて
朝近くに
思わぬ淋しさに
咲いてしまうのだとゆう
 話



コーヒーを飲む



アンドロイドのようなスチュワーデスの声が着陸の危険をアナウンスしてる



下へ下へ  



金属と鉱物の悲鳴音が鳴り止んで、沖縄



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