ことばで遊んでます

yuri
に、改名しました。
詩や短歌をかいています。
内容は、フィクションだとおもってください^^

~クリスマスプレゼント~

2017-12-31 13:12:28 | ポエム(童話)
いっぱいの電飾つけてクリスマスソング歌ってる街
樅の木のいい香りいっぱいの僕の家
赤や緑や金色のクリスマスプレゼントいっぱいのママの部屋
「僕もクリスマスプレゼントをつくろう」
と太郎はベットの下から大きな箱ををとりだしました。
箱には、宮沢賢治が[星の子]といった小石たちがいっぱいはいっています。太郎が毎年行く海岸で拾って宝物にした小石たちです。
角の丸ぁるいさまざまな形
硬く浸みこんでるさまざまな色
握ると
つめたい
宇宙人のよぅ
宇宙に散らばってるいっぱいの星々のこと
教えてくれてるよぅ
と太郎は思うのです。


じっとみつめてる宇宙人の黒目
みたいな黒曜石は
パパやおじさんやおじいさんにあげよう


ママやおばあちゃまやおばさんには
いつもちょっかいだしてくる女の人の
キラキラした指のよぅな石英をあげる


星屑たちのつくる輝く綱(ツナ)や網(アミ)が流れきたよぅ
そんな模様のある砂岩は
友達と従兄達にあげる


きのう喧嘩しちゃった雄くんには、
そうだ、ずっと大事にしてきたブラックホール渦巻いてる
夜空のよぅなラピスラズリをあげよう


それから、いくら考えても嫌いな理由思いつかない
(から好きじゃないと思うのやめたんだ)智くんには
よくうごく眼みたいなメノウをあげる


「ふぅーおわった」


箱はほとんどからっぽになっていました。


(みんないなくなっちゃうんだね
みんなちりぢになっちゃうんだね
さびしい
けど
どこへいってしまっても
君たちは僕の宝物)


「ママぁ~!」
ママに袋つくってもらう。一年生になったからってなんでも自分で出来るわけじゃない。


夕食(僕の好きなビーフシチュースパゲティー)食べてから、カードにメリークリスマスと書いた。イエスキリストの誕生日おめでとうって意味なんだけど、僕はキリストに会ったことがない。よく知らない人の誕生日をこんなに祝うのってなんだか変とゆうか不思議、けど、まぁー、みんなのことこんなに考えられたから、やっぱりクリスマスはあったほうがいいと思う。僕もプレゼントもらえるし、、、なにもらえるのかなぁ、、、


太郎はぐっすりと眠っています。「誕生日祝ってくれてありがとう」とよく知らない人に言われたのでしょうか、にっこりとして「どういたしまして」と、とても丁寧な寝言を言いました。