ことばで遊んでます

yuri
に、改名しました。
詩や短歌をかいています。
内容は、フィクションだとおもってください^^

~ちいさな詩たち(3)~

2018-04-26 14:37:10 | ポエム
1  すこやかな足


すこやかな赤いむきだしの足がゆく
優れている人を妬まず歩み寄ってゆく
噂話からは広い歩幅で逃げてゆく
とても自然に「苛めは嫌だ」と歌ってゆく
すこやかに赤いむきだしの足がゆく





2  念仏してる


傾いだ水色の優しい視線
澄んだ黒い瞳
嘘は言わないと念仏してる
人を傷つける嘘は決して言わないと念仏してる
嘘をゆうと心の骨組みがかたむくから
かたむくと真っ直ぐに生きられなくなるから
嘘は言わないと念仏してる





3  ほんものにちかい数式


自分のことを分かってもらおぅと思うな
人のことを分かったなどと思うな
分からないままそのまま受け入れよぅと思え
むしろ分からないが本物に近い















 

~いじめられてるきみへ、わたしのばあい~(ps.12)

2018-04-19 15:55:11 | いじめ
~教えてください~



戦争好きの人
苛め好きの人
教えてください
戦争は君にどんな幸せくれましたか
苛めは君にどんな幸せくれましたか
私が納得いくまで教えてください
(僅かなMONOを得るために(○○万人自国の兵を殺せば手に入ると)多くの国民をケロリと殺す人達
(ちいさな自分の心の穴ぼこをヘヘヘと埋めるために(本来友達であるはずの)人の心をボロボロにする人達
キッチリ教えてください

~春と風~(ちいさな詩たち(2))

2018-04-15 14:01:50 | ポエム
1 春



見えない程の小さな翅
見えない程の小さな足
で駆け降りてくる
見えない程の小さな春たち
おもわずクシュクシュクシュ~ンとクシャミをしたら
グワァァァァンて
春風になって
笑うように吹き散らばっていった






2 風



アラスカで
大きな鯨が跳ねた
大きな群れで跳ねた
一斉に跳ねた
ダイヤモンドをちりばめたウエディングレースのような風が
日本の小さな町を覆った
花嫁となった私の町
氷の匂いのするスプリングブリーズ