ことばで遊んでます

yuri
に、改名しました。
詩や短歌をかいています。
内容は、フィクションだとおもってください^^

~いじめられてるきみへ、わたしのばあい~(ps6)

2013-07-26 14:23:54 | いじめ
2013.7.a


難しい

生きる



数式

解き方

伝えることができません

まだ

分からないのです

子供達

みぃー
みぃー

蝉達
しきりに
ないています

答は

なのでしょうか

分からないのです


***
だから
子供達
一緒に
考えて
ほしい
のです




2013.7.b


(優しい一言、たったを糧にして命つないでる、のです子供達は)


***
だから
大人達(わたしも)
笑顔

接しましょう













~アロスコンレチェの香~

2013-07-12 15:28:00 | ポエム(童話)
巡る風に連れられてきた蝶が、わたしの掌でパタパタと、今日の分だけ鱗粉をさしだす


それは星のボウロ


遠い国


お箸を上手に使えた兄が
わたしを摘まんでた頃


わたしの朝の庭は、
カスミソウを
一面
薄く
張ってて
そのしたに
紺色の空を
幾つも
重ねて
閉じこめてて
そのうえ
に、
星たちが
落っこちて
いるのでした


わたしは早起きをして
その星たちに
蝶の黄色い鱗粉
ボウロを
あげます


それは薄いスウェニョ


星たちは
おっぱいをのむように吸いこんで
丸あるく
黄色く
膨らんで
ほんのりと
欠伸をして
ひゃくって
鳴いて
(それは星たちのおやすみなさいで
夜が点火にくるまで
眠るのです


するとあなたがあらわれます


空からやってきたパン屋さん
わたしの掌のなかの鱗粉をみつけると
高い塀からヒラリ
髪を金色の網にして
わたしを捕まえようとする
けれどほんのすこし
わたしが話したそうにしただけで
ぴぃーって口笛鳴らして
(アロスコンレチェの香
かけつけた空に飛び乗って
空の脇腹蹴って
いってしまう


光みたいに


影みたいなパン
ころんて
落として


飛んでいけない高すぎる天


あの遠い


わたし

兄が
お箸で摘まんで
きゃーきゃーと
わたしを
鏡に映したように
真似てもう
戻れない


わたし

坂に引っ張られて
おおきく
カーブ


したら、
ねころんだ地球のひろーい弧
のうえで
ぶるぶるしてる離陸寸前の学校
ぶるぶる
ふるふる
空のパン屋さんの急ぎ足


わたし、

いっぱいに
広げて
鱗粉
全部
みせた
のに、


山盛りのパンに
鞭打って
素知らぬ顔で
いって
しま




そのしばらく後


高い塀の上に尖った鎖が張られて
しまったその日から、
空のパン屋さんは
こなくなってしまいました


(もこもこと広がってた金髪の働いてた少女
こんなに年を経てもまだ忘れられない少女
(ぞろっておとなの洋服着て働いてた少女


その日から


蝶も鱗粉をさしださなくなりました
星たちももうやってこなくなりました


飛んでいけない高すぎる天


あの遠い


アロスコンレチェの香のする
わたしの子どもの頃の
お話です
























~星座~

2013-07-05 12:25:50 | ポエム(童話)


のっしのっしと歩いてくるのは
いくらなんでもたいへんだとおもう


飛んでくるのかなー


星たちに曳かれた
大帆船団みたいに


先頭を指揮してるの
優君のパパだったら
もっといいね





優君は
宇都宮からこの病院へやってきたばかりの
5才の男の子


消灯になると
宇都宮へ帰りたいって
泣く


から
4才から
1年以上
入院してる僕
が、
宇都宮を
病院へ連れてくる方法を
考えてる





きらきらきらきら
大観覧車で
くるくるくるくる
水車の真似してやってくる
のも
いいよね
そうして
やってきてしまったら
宇都宮と東京がメッシュ
僕の家と優君の家がメッシュ





お母さんに会える、


ね、


うん、





昨日さぁ~


朗君のお母さん
朗君を抱きしめて
泣いてたよね


朗君
死んじゃうの


死なないとおもうよ



僕は言ったけど
自信はなかった
紀彦君も
死んじゃったし
自信はなかった
んだけど


死なないよ
って
僕は
また
いっ






ら、
優君
嬉しそうに
よかった
って
にこ
って
した
そして
カーテンの向こうへ
頭だけだして
宇都宮がやってくるのを
じっと
まってる





真っ暗な空
深くて
広い
河のよう
病院の
外灯を
めざして
流れて
くる
河を
星たちが
尖った光を
腕みたいに伸ばして
ずん
ずん
漕いで
くる
みるみる
大群になって
大帆船団に
なって
大観覧車になって
僕と優君の家を曳いてくるんだ


(はいりきれるかなぁ~~





(星座には
きっと
お母さんが
座って